第1回〜10回 

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第91回〜100回

第1回

 Chuck's Columnです。ここはいわゆる「チャックの部屋」とでもいいましょうか。なんとなく思いつくままに、思いついたときに、勝手なことを言わせてもらおうと思って作ったページです。まぁ、僕のいたずら書き、というか独り言というか、とにかくきまりも制限もない僕のフリーページです。まずは少し自己紹介をしておきましょう。

本 名 : チャールズ・ケント・ウィルソン
出身地 : 米国 マサチューセッツ州 ボストン
生年月日: 1946年10月26日 蠍座
血液型 : O型
サイズ : 身長178cm 体重100kg 胸囲120cm
 ウエスト95cm 腰囲115cm

略 歴: 1970年に京都の同志社大学に柔道留学するために来日。1971年・73年・75年に全日本パワーリフティング大会オープン参加にてチャンピオンとなる。このとき、ベンチプレス200kgの日本記録を8年間保持。73年から麻布のクラークハッチ体育センターの共同経営者となる。76年アメリカの柔道ライト・ヘビー級チャンピオンとなり、76年・80年のオリンピック候補選手となる。82年〜89年の内、5回ホノルルマラソンに参加し、完走。90年6月全日本パワーリフティング110kg級で優勝。現在はチャックウィルソンエンタープライズの代表として健康や体力づくり、成人病予防などに関わる仕事をしている。

性 格: 明るく社交的だと思われがちだが、実は内向的でナイーブでデリケート。人がたくさん集まるパーティなどは苦手。でも行動力はある。弱いものいじめやインチキ、裏切り者は絶対許せない。義理人情に厚い。男に厳しく女性にやさしい。一匹狼。

趣 味: コンピュータ・オーディオ・カメラ・オートバイ・読書、何でも集めること

 簡単だけど、この程度にしておきます。これからこのコラムを通して、もっと色々な面や僕の考えていることなどを分かってもらえると思います。

 さて、第1回を始めましょう。ここからは僕の普段の口調になることを勘弁してください。

 まず、僕の趣味のコンピュータは、もう20年以上続いていて、マックを中心に持っている台数は15台以上にもなる。マックの初期のプラスもあるし、周辺機器も色々あるし、交換した内蔵部品なんかも残っている。僕の趣味は必ず「何でも集める」というのが加わるので、僕は普通だと思っているのに、はたからみるとはっきり言って、「ごちゃごちゃ」に見えるらしい。そこで僕の部屋を公開しておこう。コンピュータを中心にオーディオやレコード(1000枚以上ある)、本などで壁という壁が埋め尽くされている。「よくこんな場所で息が詰まらないのか」とか、「この部屋のどこにチャックさんの身体が入るのか」と言われる。だけど僕にとってこの部屋は僕の要塞の指令室というような感覚なんだ。誰だって、自分の好きなものに埋もれていたいっていう願望があるでしょ?子供の頃宝物を隠しておく秘密の場所みたいな。

 それと僕の子供達も初公開しておこう。家のネッシーちゃんとミーグルズちゃんです。三毛がネッシーで、お姉ちゃん。白いほうがミーグルズで妹分。僕がコンピュータをいじっているとスクリーンの上に座って待っている。でもあんまり夜遅くなると「いい加減にして!」って言ってスクリーンの前に足やしっぽを出してくる。それでも僕が止めないと、キーボードの上に座る。それで「ハイハイ、分かりました」となり、一緒にベッドへ入ることになる。

 だけどこの2匹は絶対に一緒には寝ないので、どちらか1匹だけ。僕ほどの筋肉がついていると真冬でも僕の身体はすごく暖かいんだ。多分2匹はどちらが僕と寝るかでシレツな戦いを繰り広げていることだろう。もちろん夏は僕の身体はもっともっと暖かい。間違っても僕と一緒に寝ようともしないし、抱かれていてもすぐに逃げ出す。ネコらしい性格だ。

 こうして僕のプライベートな生活はコンピュータとオーディオと本とレコードに囲まれて、ときどきバイクの手入れをして、後はネコに振り回されている。次回は僕のオートバイを紹介しよう。ちなみに僕のバイク歴は35年で、今のっているのはハーレーの1200cc。乞うご期待!

第2回

 前回予告したとおり、オートバイの話をしましょう。
 ご覧の通り、僕の愛バイクは子供の頃から憧れてやっと手に入れた、「ハーレーディビッドソン1200CC、ロウライダー」。僕は13才のとき、友達の新品でピカピカのバイクを借りて、電柱に突撃。10万円の借金をプレゼントされた変わりに友達をなくしてしまった。でもあの時の快感は忘れられなかった。エンジンにまたがって、風を受けて100km/h以上で走る快感。もうたまらない!

 でも子供の頃からお金もなく、そのまま軍にいた3年間も乗れないままだった。日本へ柔道留学したとき、頭の片隅に「日本=バイク天国」というイメージも確かにあった。いいバイクが安く手に入るだろうという期待があったんだ。1970年1月10日、日本(京都)に着いた。2日後の1月12日、友達になったニュージーランド人の150ccのバイクを借りて5年ぶりに道路の右側を爆走!そしてタクシーと正面衝突。バイクとタクシー壊して、又もや15万円のプレゼントを頂いた。歴史は繰り返す。

 そして、HONDAのCB750を分割で買った。1年間変な外人ライダーとしてマントを翻し京都中を走り回って、今度はトラックに接触された。そしてもらった慰謝料で新しいCB750を買った。この頃にはやっと、だいたい日本の交通ルールを覚え、東京へ引っ越した。たくさん外人ライダーの友達が出来、みんな僕にバイクを置いて国へ帰って行った。それで一時期は750CCを4台抱えていた。

 あるとき、750ccより大きいものに挑戦してみようと思った。4台とも売って、HONDA CBX1100cc 6気筒を手に入れた。まるでロケットみたいだったね。このバイクにとって、制限速度内で走るのは危険だったので、しばらくそれなりに安全運転をしていた。スピード違反を繰り返し、免許取消寸前になって、少しおとなしくて満足感のある乗り物を選んだ。これがハーレーディビッドソン1200cc。最近は残念ながらツーリングの時間は余り取れないが、休みの日には時間の許すかぎり風に乗っている。ヘルメットにゴーグルで誰も僕だと分からないのもまた快感なんだ。

第3回

 僕の子供達の紹介や趣味の話、そしてオートバイも披露しました。今回はさらにもう一つの知られざる?趣味を披露します。まずこの写真、僕の心の友「トトロ」です。ちなみにこのトトロは踊るポンポコリンならぬ、シェイクダンスをするトトロなのです。僕が呼ぶとシェイクしながら突進してくる。もうかわいくてたまらない。誰か遺伝子工学だか生物学だかの偉い先生の皆さん、早くトトロ作ってくださ〜い!今は、僕の身体より大きいトトロの縫いぐるみが欲しくて貯金してるんだ。

 もともと動物は大好き、アフリカに行ったときはもう絶対帰りたくなかったくらい。特にマウンテンゴリラが大好き。マウンテンゴリラは心の友と言うより、親戚か兄弟だと思っている。

 「トトロ」は説明するまでもなく、皆さんご存じでファンの方も多いと思う。僕の場合は映画のストーリーよりも、とにかく「トトロ」のキャラクターが好き。大口開けて寝ていたり、傘持って遊んでたりと、何とも表現しがたいね。個人的には宮崎さんに「チャック・ウィルソン特別大感謝感激ノーベル大賞」を送りたいね。
 日本のアニメは言うまでもなく、世界一!もちろん宮崎さんの作品は全て大好き。日本に来て最初に惚れこんだのが「デビルマン」。好きだったのは「サイボーグ009」「火の鳥」「巨人の星」「マジンガーZ」「ルパン三世」「北斗の拳」「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「シティハンター」、他にもまだまだあるが、あげるときりがない。一番最近では「ドラゴンボール」かな。

 日本に来た当初、言葉を覚えるのに役立つので子供向けのアニメは良く見ていた。でも結局、はまってしまい、未だに見続けているんだ。ただ困るのは、すぐに主人公になりきってしまうこと。僕の傘はゴルフ場で使うビッグサイズのものだから、雨が降るともう心も身体も「トトロ」。歯をニカッとむき出して、スキップして、すっかり怪しいガイコツ人だ。

第4回

 チャック・ウィルソン動物園の特別公開です。

 15歳から45歳位の人はTVを見て、僕のことを「ランボーな奴だ」と怖がっている方が多いと思う。そのせいか、僕がすぐ親しくなれるのは子供とお年寄りと動物達。もう動物は大好きだね。でも最近の動物達はかわいそうだよね。自然が破壊されて棲む場所や食べ物がなくなってしまったり、密猟者に殺されたり、売られたり。ペットの動物も部屋に閉じ込められているしね。この前、家のネッシーとミーグルズを紹介したけど、本当はあと20匹でも犬でも猫でも欲しいんだ。捨て犬や野良猫を見つけると、つい連れて帰りたくなる。でもそれじゃあ家の中がギュウギュウ詰めになって、やっぱりそれもかわいそうだよね。

 そこでこういうものを集めました。写真は、猫と犬と小犬と象、カバ、亀、サイで、サイ以外は全部「ねつけ」。ねつけは象牙で出来ているので、定期的に出して掃除しないと痛んで来る。生きている動物と同じように愛情を込めて手入れをしないといけない。時間があれば、ケースから出して磨いたりしているんだ。この動物達を手入れしたり、ネッシーやミーグルズと遊びながら、他の色々な動物のことを考えることがある。アフリカのジャングルや動物達を思い出すだけで気分が良くなってくるんだ。

 最近マスコミでも取り上げられているけど、捨てられた犬や猫の話しは本当にひどいよね。山の中に捨ててきたり、ひどいのは木に鎖をつないだままで帰ってきちゃう。動物へのいじめや虐待も許せない。悲しいことに世界中で密猟・密売・密輸入の話しも後を断たない。

 当たり前のことだけど、ペットとして飼った動物は最後まで面倒を見る責任がある。どうしても飼えない事情が出来たら、その後のことをちゃんとしないといけない。見捨てていくなんて絶対駄目だよ。

 ペットなどの動物は無償の愛情や友情を惜しみなく与えてくれる。家族や友達以上の存在のはず。人間は自分の面倒を見られるけどペットはそうではないんだ。人間が自分の都合で野生から切り離したんだから、後でいらなくなったから野生に帰れと追い出すなんて無責任すぎるよね。

 この前、TVでオラウータンについての番組を観た。オラウータンを守るグループのリーダーはとても優しい人だった。でも密猟者に対してのメッセージを話すときの目は、怒りに燃える目だった。僕はその気持がすごくよく分かった。

 皆さん、自分が愛されているのと同じように自分のペットや動物達を愛してあげてください。

第5回

 1987年に東京でスタートしたYMCAチャリティランは今年で12年目を迎え、その規模は、名古屋・大阪・北海道・仙台・富山・広島・岡山・神戸・千葉・横浜へと広がり、5月には12回目の東京大会が57チームの参加によって無事終わりました。

 このチャリティランというのは単に寄付金を集めて贈るのではなく、参加して、走って、この大会が成功することがチャリティになるものです。具体的には参加するチームが払う参加登録料を全て募金として、障害を持つ子供達のサマーキャンプの為に贈ります。その為に大会を運営するスタッフは全てボランティアに支えられ、大会運営に関わる全ての経費が寄付や協力で賄われます。大会のポスターなどの製作物も全て無償の協力で作られ、大会当日、参加者へも飲み物や軽食、参加賞や各種賞品が協賛企業などから寄贈されます。

 この大会を運営し実施するには莫大な労力と時間がかかります。それなら、始めから全て寄付金として集めたほうが効率が良いと考える方も多いと思います。でも実際には、苦労を重ねたボランティア達や、参加したり応援に集まった人達が終わった後に感じる満足感や達成感は、言葉では言い表わせないほど素晴らしいものです。だからこそ、また来年もやろう、また走ろうという気持が広がって、12年目を迎え、全国に広がったのだと思います。

 募金は今年の予想を含め、12年間総額で1億円になります。YMCAが40年間障害者のために様々な形で集めてきた募金の総額が3億円です。チャリティランで集まった募金はその1/3を占めるものとなりました。

 チャリティランの目標は全国31ケ所のYMCAがある町で大会を実行し、年間1,000万円かかるサマーキャンプの費用を100%カバーすることです。

 今年の大会もまだたくさん残っています。皆さんのお住まいの近くで大会があったら是非参加してください。参加が無理なら応援でも見物でも構いませんから、見に来てください。募金箱を持った僕に追いかけられることだけは覚悟してね!

 最後にこの場で12年間尽力してくださったYMCAのスタッフの皆さん、ボランティアの皆さんに心から感謝の気持を贈ります。そして、これからももっともっと大きな大会になるように頑張りましょう。

 寄付や協賛してくださった企業や団体、その他の皆さんにも心からお礼申し上げます。協賛したことが全く宣伝にならないこの大会に、高額な寄付や賞品や様々な協力を提供して、利益や名誉の為ではない社会へ貢献する姿勢には本当に頭が下がります。

 そして、参加して汗をながしてくださった皆さんにも心からの拍手を贈ります。決して安くはない参加費用を個人で捻出したり、企業や学校で呼びかけて募金を集めて、参加費用と寄付金まで持って来てくださった、皆さんの行動力と温かい思いやりの気持を尊敬しています。

第6回

 皆さん、暑くなってきましたね〜。既に暑さに負けていませんか?負けそうな方は「健康に乾杯」第6回を是非ご覧ください。

 さて、今回は僕のお茶の間でのイメージを変えたいと思います。僕は身体が大きくて、柔道や空手といった格闘技が大好きだから、TVでは荒っぽくて、怒りっぽい、けんかっぱやいというイメージが圧倒的だと思う。実は8月にも「あぶないデカ」に出演するんだけど、これがまた悪役。今話題の「ゴジラ」にも数年前未来から来た悪役で出たし、もっと前は竹中直人さんと出たVシネマ「カルロス」の時も殺し屋だった。たまに出るドラマも殆どが悪役や殺される役。どうしてかな?僕は悪い人間じゃないよ!顔だって怖くないでしょ?

 僕は強く生きるつもりだけど、強い人間は女性や子供や老人や世の中の弱い人を守ってあげる責任があると思う。残念ながら世の中は優しいいい人ばかりじゃないからね。昔から「サムライ」に憧れて、大人になったらああいうクールな正義の味方になりたいと思った。実は僕は子供の頃いじめられた事があるんだ。肉体的にも精神的にも弱かったおかげで、不良にもなってみた。でも、スポーツや武道や坐禅を通して、自分の身体を鍛え、心の弱くて荒い部分をなおしたんだ。

 今でもたまに怒ることがある。それは、暴力を奮う人、いじめる人、人に迷惑をかける人や悪人に対して。それ以外の人にはすっごく優しいよ!弱い人、弱い動物を守ってあげたいんだ。今の僕の理想は「遠山の金さん」。僕のヒーローだし、憧れ。町で僕を見かけたら「よっ!金さん!!」って声をかけてね。背中の桜吹雪はないけど、胸毛ぐらいは見せてあげるよ。

第7回

 つい先日コンピュータ雑誌の取材があって、20年以上前からのコンピュータ歴を思い出して語ったんだ。コンピュータは僕にとって素晴らしい「道具」であることは変わりはない。コンピュータは便利な道具だけれど、想像したり、決断したり、相談にのったりはしてくれないんだ。

 僕はインターネットの世界は素晴らしいと思う。人種や年齢・性別などの差別の無い世界として、成長しているし、世界中の情報が得られる玉手箱だね。だからみんなもどんどん違う分野へのぞき見を楽しんで視野を広げてね。でも、差別の無い反面、悪いもの、怪しいものも増えてきているようだから、特にショッピングや勧誘には注意が必要になってきたね。

 僕は最近コンピュータの将来のことを考えてみた。もちろんどんどん進歩することは目に見えているけど、僕が欲しいのは友達みたいなロボットコンピュータ。いつでも必要な情報をどんどん出してくれて、友達みたいに相談にのってくれるの。よく未来映画の中で出てくるじゃない。それと、映画と言えば、「バーチャルリアリティ」。これもゲームの世界を始めどんどん進んでいるけど、僕が想像しているのは、バーチャルルーム。始めは多分、町の中にバーチャルクラブなんていうのができて、メンバー制で、個室を利用するんだ。そこにはカラオケルームみたいな機材があって、自分の好きなメニューを選ぶとそれを体験できるもの。

 例えば、「地中海クルーズ」とか「アフリカサファリツアー」を選ぶとその部屋の中でバーチャル体験できるもの。旅行先を決めるときや、時間が無くて旅行できないときに便利。ちょっとリラックスしたいときは、「オアシス」を選ぶと、森林の中で、鳥のさえずりを聞きながら新鮮な空気を味わって、昼寝ができるとか。そして、映画はビデオショップで観たい映画を選ぶように、好きなディスクを選んで役柄を選ぶと、その役になってストーリーが体験できるもの。

 僕はまず、「007」のジェームス・ボンドをシリーズで体験したいね。だって毎回美女とお付き合いできるし、スリル満点だしね。それから「インディ・ジョーンズ」のインディ博士、その次は、「スターウォーズ」のルーク・スカイウォーカーかヨーダ。あと、「北斗の拳」の主役もやりたいし、「Aティーム」のミスターT。とにかくいろんな映画の主役とかいろんな役をやってみたいな。楽しそうだと思わない。そして、いずれはどこの家庭にもバーチャル・ルームがあるようになって、「ねえ、ちょっとカリブ海で泳いでからシャンゼリゼを散歩してくるわ!」なんて、最高だよね!

第8回

 いよいよ9月。台風シーズン到来。今年は早くも大きな水害が出て、被害にあった皆さんには心からお見舞い申し上げます。大変ですけど頑張ってください。

 毎年9月〜11月の3ケ月間は秋のイベントシーズンで、健康講演やスポーツイベントに出るため僕は全国各地を飛び回る事になるんだ。この「飛び回る」が問題!僕はとにかく飛行機が大大大大大っ嫌い。殆どフライトの間中、全身カチカチにこわ張ってシートを握り締めている。

 どうして飛行機がそんなに嫌いかと言うと、問題が起こったときに自分の力で解決することが殆ど不可能だからだ。自動車の場合、自分でハンドルを握っているし、もし事故にあってもこの頑丈な身体なら被害はかなり少なく済ませる可能性がある。船だったら、自分で操縦はしないけど海へ逃げられる可能性がある。でも飛行機の場合は、操縦は人任せか機械任せ、空の上でトラブルが起こったら・・・考えただけでゾッとする。

 そこで僕が飛行機に乗るときはあるテクニックを使うんだ。以前「エイブル・ベーカー・チャーリー」という3重人格の小説を読んだことがある。その中で「エイブル」という人格は殆ど野生動物のように攻撃的で強く恐いもの知らずの性格を持っていた。人格分裂症とは言わないまでも、誰にでも自分の中に強気だったり弱気だったりする性格を持ち合わせているでしょう?だから、僕も自分の中のこの強い人格を「エイブル」と名付け、パワーリフティングや柔道の試合の時や、ここ一番頑張る時、そして飛行機に乗るとき、この人格を呼び起こすんだ。自己暗示のようなものかもしれないね。

 とにかく僕の中でこの「エイブル」が目を覚しているとき、僕は野生のお腹をすかせた猛獣の様な物。こういうときは回りに人が近づかない。「さわらぬ神に祟りなし」皆さんも空港や機上で僕を見かけて声をかけるときは、「う〜」と歯を剥いてうなられること覚悟してね。

 先日も台風の中、北海道からの帰りのフライトはジェットコースター状態で、僕が冷汗を流し、まっ青になって歯を食いしばっていた近くで、小さな男の子が「キャッキャ」と喜んでいた。将来有望だ。

第9回

 10月1日に茨城県牛久市にある牛久愛和総合病院の中に「SPORTS RELAX」という疾病予防運動施設がオープンしました。僕はここでトレーニング指導の責任者として柳沢、相原(FAT君)らと仕事をしています。

 オープン間近のある日、施設が完成し、トレーニング機器も揃って内覧会が行なわれた。前面ガラス張りのトレーニングルームの景色は最高で、ここへ来るだけでストレス解消になるような素晴らしい環境にある。ところが、ジムの中に何故かマッサージチェアがで〜んと置いてある。さっそくスタッフを捕まえて、「こんな物目立たないところへ引っ込めておいてよ!ここは運動する施設なんだから!」と少々頭から湯気を出した。

 それから、実際に施設を使ってトレーニングをしてみたところ、新しくて綺麗だし、眺めは良いし、マシンや機器も揃っていて言う事なし。が、やはり目につくマッサージチェア。まあ一応使い方ぐらいは覚えておこうかとちょっと座って、スイッチオン。グオングオングオンと腰から背中、首、頭までをほぐしてくれる。「う〜ん、悪くない。」と思う間もなく僕は夢の中。

 教訓!食わず嫌いは駄目。なんでも試して、体験してみる頭の柔軟性を持った人間になろうと思った。今度メンズエステでも体験してみようか?パックもお肌に良いかしらん・・・。でも会員さんがトレーニングしないでマッサージチェアに集中したらどうしよう・・・そしたら、有料にしよう!

◇横浜YMCAチャリティラン報告
 9月26日横浜チャリティランは、大勢の参加者や応援の方が集まり、特別ゲストに小錦さんを迎え、大盛況に終わりました。皆さんご協力有難うございました。
 この日、僕は来日以来30年、初めて自分を小さく感じた。小錦さんはこれから相撲協会を卒業してタレント活動をするそうだが、間違っても彼とだけは相撲を取りたくない・・・(コチャック・ウィルソン)。

第10回

 紅葉前線が北から日本を縦断中!この時期になると僕は京都の住んでいたころを思いだすね。まず僕が京都で紅葉を見るのにお勧めの場所は、1番は「三千院」、2番「嵐山」、3番が「高雄」。

 京都に住んでいたころは、坐禅・柔道・トレーニングで日々を送っていたんだ。でも、紅葉の時期になって山が燃え上がるようになると、バイクに乗って、まず三千院に行ったものだ。黄色・赤・オレンジに囲まれた三千院は、ただ見ているだけで心が穏やかになったね。朝もやがかかって、三色が混ざって、三千院を三色のかすみが取り巻いて、まるで夢の中みたいだったね。それからだんだんもやが晴れて、お寺がはっきり見えてくる。現実の物とは思えない世界なんだ。

 こんな日は一日全て休んで、午前中はずっと人の少ない三千院の中を歩いて過ごした。それからバイクで嵐山へ。平日で殆ど他の車のいないドライブウエイを走って行く。途中に湖があって、静かな湖岸に座っていると、数百年前の侍の声が聞こえてくる。大和の息吹が聞こえるようで、鳥肌が立ってくるんだ。それからバイクで黒いマントを翻しながら高雄まで行って、山に向かう。田畑に囲まれた中に合掌づくりの家が点々とある。そこで稲刈りを見物し、京都の秋を満喫した僕の一日は終わる。

 そして、木造1間の小さなアパートの現実へと帰って行ったのだ。ああ〜哀愁の日々。

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