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 第41回 「メンタルヘルス〜心の健康-2」

 今月も院長に代わり私(相棒兼古女房)が“メンタルヘルス〜心の健康”の続きをお話しさせて頂きます。テーマは『うつ』です。

 うつとは、気持が沈み込んでいる状態が継続する場合をさし、次の様な症状を呈する様になります。稀には、自殺という悲劇的な結末もありえます。一方、うつは心の風邪とも言えるごくありふれた病気で、実際に多くの人々がかかっている事が色々な調査から判明しています。例えば、病気休職する教師のうち、精神疾患を原因とする場合が全体の4割を超え、その7割がうつと診断されています(文部科学省、1999)。また、我が国でうつ症状の為診療内科などを受診する人の数は、1日当たり6万4千人と推計されています(厚生労働省、1999)。あなたも心の風邪をひいていませんか?

<うつの症状>
・身体面(1〜3は三大症状)
 1 睡眠障害………寝付けない、目覚めてしまう
 2 食欲低下………食事がおいしいと感じない
 3 性欲低下………異性に興味がわかない、性欲がない
 4 その他…………だるい、疲れやすい、頭痛、動悸、めまい、胃痛、便秘、口が乾く
・精神面
 1 憂うつな気分………気分が重い、気分が沈む
 2 おっくう感…………好きな事もやりたくない、ちょっとした事でも取りかかるのがおっくう
 3 不安・イライラ……ささいな事でイライラする
 4 決断力・集中力の低下………物事を決められない、仕事の能率が上がらない
 5 自責感……………自分の存在が家族等の迷惑になっていて申し訳ない
 6 自殺念慮…………死んだらこのつらさから逃れられる

 ※これらの症状は、朝に特にひどく午後以降には改善する傾向があります。

◇うつかな?と思ったら
 一人で悩まず、病院やクリニックを受診してください。身体症状が主な場合は、内科を受診し身体的な病気の有無を診断してもらう事が重要です。身体的病気が無いと判明した後には、診療内科や精神科に紹介してもらったり、あるいは抗うつ剤による治療が始められます。最近、新しい抗うつ剤(SSRI、SNRI)が相次いで発売され、高い有効率と安全性により広く使われ始めています。

 ヒロオカクリニックではカウンセラーによる心理療法を、内科受診の後、予約制で行っております。心の風邪をひいているかもしれないあなた、うつを治して楽しい夏休みを計画したいですね。

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