全100回のIndexはこちら→

 第26回 「転ばぬ先のトレーニング」
 健康作りやダイエット、生活習慣病の予防等に運動が効果的だという事が、最近では一般常識になってきた様です。最近の新聞記事に寝たきりの予防にも運動が大切だというものがありました。ご覧になった方も多いと思いますので、簡単にご説明しておきます。
 高齢者が寝たきりになる原因に『骨折』が挙げられます。骨折の原因は骨粗鬆症だと思われがちですが、圧倒的に骨粗鬆症の少ない欧米でも骨折は日本の3倍にものぼるそうです。そこで、骨折しない人を見てみると、布団、和食といった日本式の生活習慣を持ち、高齢になっても『歩ける』筋力を保っている人が多かったというデータでした。
 筋力が直接骨折を予防するのでは無く、骨折の原因になる『転倒』を避けらると言う事です。又、多くの人を悩ませている膝の障害も筋力の衰えが原因として挙げられ、予防や改善の為の運動療法が推奨されています。
 『歩ける』筋力というのもずいぶんおおざっぱな言い方の様ですが、一つの目安として非常に大切なポイントだと思います。人と同じペースで歩けなくなると、行動が制限されたり、外に出なくなり、人付き合いも減ってしまいます。精神的にも内向的になり老いを促進させる事になってしまいがちです。
 自力で元気に歩ける事。これこそが健康を保つ上で大変重要な事なのですね。杖無しでも元気に歩ける筋力を維持しましょう。

前号  次号