全100回のIndexはこちら→

 第36回 「太る、肥る?」
 以前は、太っている事は成功したお金持ちの象徴とされていました。赤ちゃんを見ると、「まあよく太ってかわいいわ〜」と誉めます。

 しかし最近では『太っている事=罪悪』の様なイメージが定着しています。人の外見を表現するときでも、背が高い・低い・痩せている・髪が長い等の説明はしますが、自分の事以外では決して太っているとは言いません。実際に誰が見ても『太っている』お相撲さんの事も「いい身体をしている」とか「よく身体が出来ている」とは言いますが、「いや〜よく太りましたネ」とは言いません。

 では、太っている事は本当に悪い事でしょうか?
 確かに体重と体脂肪が標準より多く、それが高血圧や糖尿病の原因になる場合や足腰を痛める場合は悪い事です。これは『肥満』ですから、『肥っている』と表現するべきなのでしょう。しかし体重が多くても、体脂肪が標準より極端に多く無く、病気や故障も無く、元気に運動や仕事が出来、将来病気になる可能性が見当たらなければ問題ありません。ただ体形として太いと言う事です。

 最近の健康ブームで、外見から健康づくりをする人も多くなりました。若く健康的に見える為に、男性でも白髪を染めたり、エステに行く様です。もちろん外見も、人に与える印象は大きいので、無視は出来ません。外見の健康づくりが内面の健康づくりのきっかけになればと期待するところです。

前号  次号