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 第45回 「筋トレを嫌わないで」
 筋力トレーニングと言うと、すぐにモリモリの筋肉マンを連想する方が多いかと思いますが、実は体内的に様々な優れた効果をもたらします。

 最近では生活習慣病の運動療法にも取り入れられ、有酸素運動と並行して行う事が薦められています。有酸素運動は心肺機能を向上させる効果がありますが、筋力トレーニングには心臓の壁を厚くする効果がある為、心臓病の運動療法に取り入れられます。糖尿病の方には増えた筋量が糖の消費を増やしてくれる効果と糖に対する敏感性を高める効果があり、高脂血症の方には筋トレがコレステロールをより多く消費する効果、骨粗鬆症の方には筋トレの骨に与える刺激が認められ、腰痛の方には腹筋と背筋の強化が必要とされています。

 では、何の病気も無く全く健康だという人は必要ないかと言えば、我々は健康であっても55才までは加齢に伴って、徐々に筋力が低下していきます。それほど大きな問題ではありませんが、55才を過ぎると、筋力の低下の度合いは、日常生活に支障をきたすほど弱くなります。そこで、特にスポーツを行う人でなくても、日常生活を円滑に過ごせる程度の筋力を保つ事が大切です。

 高齢者社会を明るく楽しく過ごす為にも、積極的に外へ出て行ける身体を作っておきたいものです。どうか筋トレを嫌わないで、軽いダンベルや負荷で結構です。挑戦してみてください。やってみると、結構はまるものですよ。

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