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 第46回 「取り返し、つく?」
 僕はかれこれ40年前、ウエイトトレーニングを始めました。当時はトレーニングに関する情報が少なく、正しい知識を得る本もありませんでした。殆どの人が自己流で、試行錯誤しながらトレーニングをしていたのですから、なんとも原始的な話です。

 僕自身の事を振り返れば、1日に10時間もトレーニングをしていたり、がむしゃらに重たいウエイトを使ったりと、本当にむちゃでした。当然、怪我や故障は後を絶たず、それでもさらに無理を重ね、競い合っていました。その頃、健康食品の店でアルバイトをしていたのですが、もらった給料は全てその店で使い、あらゆる健康食品に手を出し、山ほどのプロティンを飲んでお腹を壊した事もありました。

 現在では情報が溢れ、どれが自分に必要な情報なのかを見つけ出す事の方が大変です。大きなダメージにならなければ、ある程度の失敗も勉強の内で、身をもって経験する事も少しはいいと思います。実際、関節の可動域や角度、負荷のかけ方や休憩、栄養補給など、失敗する事で身体で覚える事もたくさんあります。

 但し、一つだけ原則として覚えておいて欲しい事は、誰かさんがうまくいったからと言って、必ずしも自分もうまく行くとは考えない事です。トレーニング方法でも栄養の取り方でも必ず個人差があります。まして病気や怪我の治療や民間療法の健康法等には、十分慎重になってください。少々の失敗や経験だと笑っては済まされない事も起こりかねません。

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