全100回のIndexはこちら→

 第43回 「熱中症と体力」
 コラムに引き続き、暑さの話ですが、アメリカでフットボール選手が熱中症で亡くなったというニュースを聞きました。日本でも各地で35度を越えた記録的な暑さに、高校野球の練習中の生徒達が救急車で運ばれたそうです。一般的に誤解されている様ですが、体力があったり、若いと熱中症にかかりにくいと思われがちです。先のニュースでも分かる様に、どんな人でも極端な暑さでは熱中症にかかります。違いがあるとすれば、高齢者や子供は一般の人に比べて危険度が高いという点です。

 さて、熱中症対策は様々なメディアで紹介されてますが、予防に重要なのは、外気の中にいるときだけではありません。室内の温度を冷やしすぎない様にするのはもちろんですが、ある程度は外気温に合わせて調整しましょう。外気が38度もあるときは、エアコンの設定温度も28〜30度位でも十分外よりは涼しいと感じられます。外気が30度位の時は室温を26度位に設定します。日当たりや建物の構造によっては、この数字とは異なる設定が必要かも知れませんが、要は外気温との差を出来るだけ少なくする事がポイントです。

 また、今にも倒れそうなビジネスマンをよく見かけますが、彼らはネクタイとベルトによる締めつけとスーツ、重いカバンを三種の神器の様に備えています。そしてお昼は軽いめん類、途中で冷たくて甘い缶コーヒーでは、倒れないほうが不思議です。服装や荷物は仕事上仕方ないとしても、せめて栄養と睡眠をしっかりとって、ミネラル分の高い水分を補給する様に気をつけてください(糖分を含んだ水分は吸収されにくくなります)。朝晩に軽い運動で汗を流すと体の代謝が取り戻され、より早く暑さに慣れる事が出来ます。少しずつ工夫してみてください。

前号  次号