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 第49回 「子供の身体づくり」

 時々中学や高校の先生や、ホームページの読者から『成長期にウエイトトレーニングをしてもいいですか?』と言う質問を受けます。
 欧米では10年ほど前から研究の結果、運動生理学的には次の点に注意するよう報告されています。

 ●柔らかい骨の成長盤を圧迫しない事
 ●15才以降で骨の成長盤が固まってから、重い負荷を使用する事
 ●8才位から15才位の間は負荷を軽くし、高回数で行う事
 ●筋肉のバランスをとる事を目的に行う事

 アメリカの運動の心理学や小児科のドクターもウエイトトレーニングを勧めています。

 僕はいつも質問に対しては、こう応えています。まず、競技スポーツをやる15才に近い子供達には、ウエイトトレーニングをキチンと勉強して正しく行えば効果的である事を話します。さらに前記の注意点を強調します。

 しかし、それ以外の子供達、特にその親御さんには、『体を作る為のトレーニングを、遊びより優先させるべきかどうか?』を問い掛けています。それよりも、外へ出て走り回ったり、体を使って遊ぶ事が大切です。訓練だ、練習だと強制するよりも、親御さんが一緒になってキャッチボールをしたり、走る競争をしたり、鉄棒や馬跳びなどで思いきり遊び回る事が大切だと思うんです。

 我々大人でさえ、強制された運動や訓練は長続きしません。日頃、運動の継続に苦しむ大人を見るにつけ、子供のうちから運動は厳しいもの、つらいものだと教え込まないで欲しいと、願って止みません。

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