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 第50回 「筋トレで前向きなケガ?」
 先日ある一般紙の健康のコーナーに『筋トレで高齢者も元気に』と大々的なタイトルで、紙面の1/3を締める記事が出ていました。内容はタイトル通りです。パワー・リハビリと命名して高齢者を対象に筋力トレーニングを行ったところ、非常に良い経過が見られるので、今後ますます研究と普及に力を入れるというものでした。80才を越えた要介護の人がパワーリハビリを行った事で立ち上がり、テニスやゴルフの練習に行く迄になった事例など、大変前向きな記事でした。

 同じ紙面、すぐ下のコーナーは医療Q&Aで、急に無理な運動をした78才の男性が坐骨神経痛になったという相談でした。回答では、老化で弱った腰に負担がかかった事が原因で、検査を受け、治療をし安静にしている事、もしくは手術をするようにとの事でした。

 どうも両極端な話しに聞こえますが、どちらも正しいのです。まとめて言うと
『どんな人でも運動で身体が良くなる可能性はあります。但し、高齢であったりリスクがあればあるほど、丁寧にじっくりと進めないとケガをする可能性があります。痛みや障害が出るような急激な運動は避ける事。痛めてしまえば治療には時間がかかります。マイペースで丁寧に運動すれば危険がなく、良くなる可能性はあります。みなさん、自分の身体は自分で守りましょう。』と言う事です。

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