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 第55回 「ヒートアイランド」
 数年前から夏場の熱中症が話題になっています。このコーナーでも夏が来るたびに、夏場のトレーニングや屋外での注意点を解説してきました。最近は皆が少し真剣に熱中症対策を考えるようになった様です。それでもまだまだ現実の恐ろしさを認識していない様にも見受けられます。

 先日このホームページの掲示板にあった相談は、少年野球の監督が子供達に水分を摂らせずに、休憩も与えない事を心配する親御さんからでした。連日新聞には、屋外で熱中症で倒れた人のニュースが出ています。今年は7月中に既に300人以上の人が熱中症で救急車で運ばれたそうです。またヒートアイランドと呼ばれ、年々暑さを増す日本では、屋内でも熱中症にかかる人がいるそうです。

 気温25度、湿度60%を越すと熱中症にかかる可能性があるそうです。抵抗力の弱い子供や高齢者は、極端な暑さでなくても十分気をつけなければなりません。熱中症は死につながる事もあるという事は、絶対に忘れないでください。症状が出たら、軽く見ないで病院へ行ってください。

 応急処置としては、視床下部とわきの下を冷やし(最近は中の液剤を刺激して使える即冷式のアイスパック等があるので常備しましょう)、涼しいところで休みます。めまいや頭痛は初期段階ですが、汗が出なくなって、熱が出たり、寒けやおう吐があったらかなり重症です。

 普段から体力に自信があっても、これは別問題です。まだまだしばらく暑さが続きます。皆さん十分ご注意を。

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