全100回のIndexはこちら→

 第69回 「健康づくりの迷路」
 フィットネスセンター等で会員さんを眺めていると、膝や肘にサポーターをしたり、腰にコルセットを巻いたり、シップをしながら運動をしている人を多く見かけます。健康と体力の為の運動に、そこまでしなければならないのでしょうか?痛みがあればその原因を見つけ、治すのが基本です。やり過ぎが原因であれば、休憩を取ります。

 
スタジオレッスンの合間に膝や足首をアイシングしている人も見かけますが、競技スポーツやプロの選手ならそうまでしても試合に出なければならない場合もありますが、フィットネスセンターの中では思わず首をかしげてしまいます。

 以前、膝の痛みを和らげるバンドのような物が、通販等で出回っていました。痛みがひどいのに動かなければならない時、腰痛バンドやサポーターも助けになります。しかし、家で安静にしていたり睡眠時は外しておき、回復してきたら使用をやめて、自力で動けるようにしなければなりません。していれば楽だからと言って使い続けると、持っている筋力までも衰えてしまいます。

 
ウエイトトレーニングをする人の腰を守るベルトも、トレーニング中ずっとしたままの人を見かけます。1セットに10回出来る程度の負荷の時は必要ありません。8回の時もあまり使いません。1セットに6回以下しか出来ない高い負荷の時にはベルトが必要となります。もし腰が弱いから心配で、低い負荷でもベルトを使用しているのなら、それ以前に腰を強化する体幹部の腹筋・背筋を徹底的に鍛えるべきです。

 トレーニングや運動は、痛みをこらえて無理して運動して、色々なケアをして、色々な補助具を使うのものではありません。もっと単純で、痛みを治して、無理の無い運動で健康な体を作るものです。外を歩くのも気持ちが良い季節になりました。皆さん、無理なく楽しく歩いてみませんか?

前号  次号