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 第63回 「レジスタンストレーニング」
 ウエイトトレーニングが健康づくりやスポーツ選手のトレーニングに効果的だという事は、一般的に知られる様になりました。また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防にも、基礎代謝を上げたり、血糖値を調整する効果が認められています。リハビリでも積極的な機能回復の為に科学的なウエイトトレーニングが取り入れられています。
 さて、今月の医療情報では弘岡先生が、心疾患の運動療法にレジスタンス(抵抗)トレーニングが有効である事とその具体的な運動メニュウを説明してくださいました。そこで、少し言葉の説明をしておきたいと思います。

 
いつも僕のコーナーの中では『ウエイトトレーニング』と言う言葉を使っています。これはトレーニングマシンやダンベル、バーベル等のウエイトを使用するので、言葉そのままです。しかしウエイトトレーニングを見るとすぐに「ウエイトリフティング」や「ボディビル」だと思う方も多くて、カウンセリングで「ウエイトトレーニングを取り入れましょう」と言うと、思わず引いてしまう方も少なくありません。

 これらウエイトトレーニング、ウエイトリフティング、ボディビルディング、パワーリフティング等は全て『レジスタンストレーニング』に含まれるのです。基本は何らかの『抵抗』を用いて筋力を鍛える物で、目的やニーズに合わせて使う道具や種目、負荷の設定とプログラムが異なって来るのです。今月のトレーニング科学教室で紹介している『チューブトレーニング』や自分の体重だけを負荷にして行う腹筋運動や腕立て伏せ、プールの中で水の抵抗を利用してエクササイズを行うのもレジスタンストレーニングです。

 
最近注目されている『パワーリハビリ』も言葉は新しくても、軽い負荷のレジスタンストレーニングであり、トレーニング理論は従来のものと変わりません。やる気さえあれば高齢者の方も、普通のフィットネスクラブ等で十分トレーニングする事が出来ますし、プールを利用するのも効果的です。

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