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 第82回 「健康情報の更新」
 ここ10年間で、腹筋運動の効果的なやり方が変わっています。腹筋運動をするとお腹がへこむと言う考えが間違いであることに変わりはありませんが、昔は足首を押さえて、身体を床から起き上がらせていたのが、数年前には腰を痛めない様に膝を立て、背中を丸め込むクランチャーで上体を起き上がらない方法に変わりました。このクランチャーでも起き上がる腹筋の90%の効果が得られることが分かったからでした。ところが最近では、膝を曲げて腰を反らさないように丁寧にやるのであれば、やはり起き上がるほうが効果的だとされるようになりました。

 この腹筋は一例ですが、身体作りの分野はまだ新しい科学であり、研究が続けられ、情報が変わります。健康食品なども次々と新製品が発売されてはすたれるという繰り返しです。今回お伝えしたいのは、皆さんの頭の中にある情報も正しくて新しいものに更新していく必要があると言う事です。この正しいという部分が注意しなければならないところですが、腹筋の例を見ると、クランチャーより起き上がる腹筋が効果的だといっても、やはり腰の弱い人は起き上がらずにクランチャーを続けるべきなのです。

 最新の情報をただ取り入れるのではなく、情報を理解した上で、自分に適した方法を選別して実行する必要があります。繰り返しお伝えしていますが、健康づくりも体力作りも個人差がある事を充分理解してください。

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