全100回のIndexはこちら→

 第83回 「風邪の後先」
 気候の変化が激しいせいか、風邪を引いている人が多くなりました。風邪をひいたら当然、栄養を摂って、暖かくして、睡眠を取りますが、普段から運動を習慣にしている人は、ボクを含め、なかなかおとなしくしてはいられません。

 そこであくまでも僕の経験から言える事ですが、風邪のひき始めは軽く(普段の運動量の20〜30%程度)身体が温まる程度に運動をして、すぐに汗を流して、しっかり栄養を取り、たっぷり睡眠をとる事で、翌日にはすっきりする事ができます。また、風邪の治りかけにも、同様か更に軽い運動を取り入れる事で回復を促進する事ができます。

 しかし、これは基礎体力によって大きく個人差があります。僕の場合で言えば、基礎体力があるので、風邪で体力が落ちている上に運動で疲労しても、栄養と休養でカバーできますが、あまり体力のない方には当てはまりません。また、咳や喉の痛み、鼻水といった気管支や粘膜に風邪の症状があるときは、運動は避けるべきでしょう。運動中は特に呼吸器関係に負担がかかるので、回復を遅らせてしまいます。

 風邪をひきかけている時や治りかけに運動を勧めるなど、お医者さんからは怒られそうですが、習慣的に運動をしている人が運動を休むと、元の体力を取り戻すまでに、休んだ期間の倍の日数を要します。この事が自分にとって、重要かどうかが、軽い運動をするか、しっかり休養して安全に回復するかの判断材料になると思います。それと自分の体力と相談します。完全に風邪をひいているときの運動は言うまでもなく中止ですし、運動で回復できる体力の人も少ないので、たいていの人は風邪をひいたら安静を選んだほうが確実です。

前号  次号