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 第74回 「骨粗鬆症と運動」
 閉経後の女性の骨粗鬆症が多い事は皆さん既にご承知の事でしょう。これは女性ホルモンの量が減ることと、元々不足しがちなカルシウムの吸収力が衰える事が大きな原因とされています。カルシウムの摂取を心がけ、運動をすることで骨密度を維持する効果があると言われていますが、維持以上の効果が見られることをヴァージニア州立大学の6人のドクターが研究した結果の記事があったので、簡単にご紹介しておきます。

 
始めに骨盤、頚椎、前腕の3カ所で骨密度を測定した女性を3つのグループに分けて、運動を実施しました。1つ目のグループは有酸素運動と上半身のウエイトトレーニング、2つ目のグループは上半身のウエイトトレーニングのみ、3つ目のグループは有酸素運動のみを行いました。

 一定期間、それぞれの運動を継続した後、再度3カ所の骨密度を測定したところ、1つ目のグループは3ヶ所とも骨密度の増加が見られました。2つ目のグループでは骨密度に変化はなく、3つ目のグループでは骨盤のみ骨密度の増加が見られました。

 有酸素運動とウエイトトレーニングを取り入れた、総合的な運動が効果的である一つの指標です。但し、骨粗鬆症の程度によっては、運動が不可能な場合や、運動の前に医療的な治療が優先される事もあります。くれぐれも自己流、自己判断で運動をせずに、まず医師と相談し、運動の許可が得られてから実行に移してください。

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