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 第80回 「腰痛もストレスから」
 アメリカスポーツ医学会からの腰痛の最新情報をご紹介します。

 皆さんご承知の様に腰の痛みは単純ではなく、様々な要素があります。大きな原因になるのが姿勢で、仕事、デスクワークの椅子と机の高さ、コンピュータ、座り方、歩き方、クツの選び方、ヒールの高さ、寝る体勢など数えきれません。この日常生活の姿勢の負担が脊髄の並び具合に大きく影響します。

 腰痛の原因として、椎間板の怪我によるものは全体の1〜5%に過ぎず、90〜95%以上の痛みの原因は、筋肉と腱の痛みから引き起こされるものです。少しずつ溜まった痛みが、限界を越えると大きな痛みになります。腰痛の予防には腰がどれだけ強いかではなく、どれだけスタミナ(持久力)があるかどうかが重要です。

 そして、腰のスタミナを維持する要因としては、肉体的より精神的や生活環境の方が大きく影響します。睡眠不足や疲労、アルコール、タバコといった体内的なストレスに加え、肥満や運動不足が影響すると言うのです。アメリカのボーイング社で3,020名のボランティアを募って調べたところでは、腰痛のリスクファクターの60〜65%が肉体的以外だったそうです。

 結論として、腰痛予防の運動としては、ストレス解消になる要素を多く含んだ運動(有酸素運動やストレッチ等)が効果的だと言う事でした。

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