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 第93回 「食事の原則」
 前回、運動は基本通りに行うのが王道だというお話をしました。フィットネスジャーナルという月刊誌のQ&Aのコーナーで、栄養面のアドバイスをしている杉浦先生も、『プロのスポーツ選手やアスリートはどんな特別な食事法をしているのですか?』の質問に、『特別な食事法やサプリメントは無く、バランスが最も重視されている』と言う回答をされていました。

 常々、適確なアドバイスや指導をされるので、いつも参考にさせて頂いていますが、このとき先生が紹介していた『食事バランスガイド』をぜひここでも紹介したいと思います。
 これは農林水産省と厚生労働省が、タイアップして検討してきたもので、現代人の食生活と生活習慣病や肥満などを考慮して、栄養バランスのガイドラインを『独楽(こま)』に見立てて、一日に必要な栄養素をバランスよく摂らないと独楽が傾いて廻らなくなるというイメージで、分かりやすく示したものです。興味のある方は是非農林水産省のホームページからダウンロードしてみてください。【http://www/maff.go.jp/food_guide/balance.html】

 簡単に言うと、1日に必要なエネルギー量を5つに分けた食品群からそれぞれ決められたポイント数をできるだけ異なる食材で摂取すると言うものです。たとえば主食はご飯1杯が1ポイント、パン1枚が1ポイントなどと決められていて、それを1日3食の中で、合計5ポイント摂ると言ったもので、必要な栄養素を偏り無く、バランスよく摂るものです。難しいカロリー計算はせず、合計のポイント数で考えればよく、必要なポイント数も年齢や生活強度から決められるようになっています。

 食生活の乱れによる栄養不足や男性の肥満を解消することが大きな目的の様ですが、食事の基本はあくまでもバランスよく、必要な栄養を適量摂ることで、これは年齢によって量に多少の差があっても、原則は変わりません。栄養学においてもやはり基本は王道だという事でしょう。

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