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 第94回 「習慣なら楽になる」
 前回、前々回と運動や食事は基本が王道だと言う話をしてきました。しかし、この説明では運動や食事がなんとも詰まらないものに思えてきた事でしょう。「週に何回か基本通りの運動をして、毎日朝昼晩と好みを無視したバランスの良い食事をとり続けるなんて、そんな苦労を一生続けるなら、死んだほうがましだ!」とおっしゃる方もいると思います。

 しかし「いいえ、健康を守るには無理してでも楽しくない運動と粗食を続けなければ」と言う訳ではありません。実際に続けている方に聞いてみると分かりますが、基本的な運動を週に3回3ヶ月くらい続けていると、運動をやらないと気持ち悪くなるのです。食事も同様でいつの間にかジャンクフードなどを食べると胃がもたれ不快感を感じるようになります。

 これは一生懸命意識して守った基本が習慣として身について、無意識にできるようになった為です。こうなると無理や精神的なプレッシャーはなくなります。無意識に健康を守れるようになるには、いくつかのテクニックがあります。運動においては、続ける上で休んでも気にしない事です。とは言っても1ヶ月以上休むと始めからやり直しなので、ゴールが遠のきます。できないときは週3回を死守するのではなく、2回でもOKですし、体調の悪いときは無理しない事です。

 食事においても、毎日の事でさらに1日3回もあるので、外食の時は基本は無視します。食べたいものも徹底的に止めるのでは無く、自分にある程度は許容してあげましょう。

 運動も食事もだいたい3ヶ月ぐらい続けると習慣化しますが、日本では季節ごとのイベントや仕事量の波もあるので、1年間四季を通じてそれぞれの時期を乗り越えると完全に身に付きます。基本が習慣化した後は、運動なら基礎体力の維持に週2回、後はスポーツやダンスなど楽しみを取り入れる事ができます。食事も時々羽目を外しても、前後の食事との組み合わせでバランスを取れるようになります。

 私たちは、歯磨きは効果を科学的に考えて続けている訳ではなく、殆ど習慣で無意識的に続けています。運動も食事も習慣化すれば、苦にならなくなります。

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