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 第88回 「痛みがあったら」

 前回は、中高年の方が行う筋力トレーニングの代表的な種目を紹介しました。今回はその中で、体の部位に痛みが出たときに休む種目を覚えておいて頂こうと思います。怪我や病気などはっきりとした原因と症状があれば運動は中止しますが、特別な症状がなく痛みの程度がひどくなければ、種目をやめる前に、1セット目は負荷を極端に軽くして10〜12回、2セット目は普段の半分の負荷で20回やってみます。1セット目で関節の潤滑を促しますが、この方法でも運動中に痛みがでれば、即その種目は中止します。

【肩が痛いとき】
 プレス系は中止します。ベンチプレス、シーテッドチェストプレス、インクラインベンチプレス、スタンディングプレス等。
 ラットプルダウンは痛みの有無に関わらず、必ずバーを顔の前(胸の方)へ下ろします。首の後ろへバーを下ろすのは厳禁です。

【腰が痛いとき】
 骨に異常が無くても痛いときは、腰痛体操や痛みを和らげるストレッチのみとします。ハイパーバックエクステンション、デッドリフト等、背筋の種目は全て中止します。レッグレイズやニーレイズ等、足を上げる種目も中止です。起き上がる腹筋も中止し、痛みが引いたらクランチャーから始めます。

【膝が痛いとき】
 レッグプレス、スクワット、ランジは中止です。ランニングやエアロビクス、ステップマシンも中止します。レッグエクステンション、レッグカール、エアロバイク、プールの中のエクササイズは可能です。マシンの負荷は前説の通り。

【首が痛いとき】
 ショルダーシュラッグ、ラテラルレイズ等、僧帽筋を使う種目は中止します。

 痛みはあるときは無理をせず、出来る事をやってストレスを溜めないようにしましょう。

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