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 第100回 「一点豪華主義?」
 運動や健康に関する情報が溢れているのは、もう皆さんご承知です。テレビでは「これさえやれば」とか「これを食べれば」と言った、たった一つの事で全ての問題が解決するかのような特集を毎週、手を変え品を変え押し付けてきます。しかし健康を守るのにたった一つの解決策はありません。少なくとも3つの「栄養・休養・運動」を欠くことなく考慮する必要がありますし、それぞれの内容も複雑です。

 繰り返し説明してきた事ですが、もう一度しつこく説明します。

 皆さんが自動車の運転手だとしましょう。運転がうまい人も、得意でない人も、少なくとも交通法規を守って、事故を起こさないような努力をします。当然車検に加え、6ヶ月や12ヶ月点検もするでしょうし、好きな人は、せっせと洗車し、自分でもオイルチェックやエンジン音に耳を傾ける事でしょう。ところがいざ故障となったら、知識が無いのに自分でいじる人は殆どいません。専門の設備、専門家のいるところへ頼むでしょう。さらに整備工場では故障の状況に応じて専門家が修理してくれます。

 車を選ぶときも、近所を乗り回すのにレーシングカーを選ぶ人はいないでしょう。逆にF1レースに乗用車もあり得ません。車の用途が専門的であるほどそのメンテナンスも専門的ですが、乗用車にはメンテナンスが不要という事もありません。

 言いたいことは、運転がうまい人がメンテナンスや修理まで出来るとは限らないと言う事と、車を大事にする人ほど信頼できる専門家に相談するだろうと言う事です。自分の体を使うにあたってはメンテナンスを行い、安全を考慮し、エンジンやパーツ(体)の機能を上げたければ専門家に相談し、当然修理(治療)もその道の専門家に依頼する筈です。単純な基本ですが、こと自分の体に関しては、自分の持ち物や愛車よりもおろそかにする事のないよう、大切にしてあげましょう。

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