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 第7回 「皮膚のトラブル」

 夏本番に入っていますが、皆さん海へ山へとアウトドアを楽しんでいますか?そこで、今回は夏につき物の皮膚のトラブルについてお話しします。

 よく「健康的な日焼け」という言葉を耳にしますが、基本的に「健康的」な日焼けはありません。日焼けした皮膚はダメージを受けている状態です。強い日差しや長時間屋外で日光を浴びる場合は、必ず日焼け止めを使用してください。日焼け止めには「SPF」という日焼け防止効果の目安となる数字が明記されていますので、年配の方や子供、肌の弱い方は、このSPFが15〜30位のものを利用します。必ず、外へでる前に塗って、途中使用方法に従って塗りなおしをします。水辺以外でも、耳・首の後ろ・鼻・広いおでこには特に念入りに塗って、泳いだときや汗をかいたときはこまめに塗りなおします。

 赤ちゃんや幼児も日焼け止めだけでなく、つばの広い帽子をかぶせて、少し厚地のTシャツを着せてあげましょう。薄いTシャツだとSPF効果は「5」ぐらいしかありません。また、背が小さいため地面からの照り返しは大人以上に受けるので、十分気を付けてあげます。

 日差しのピークは午前10時から午後2時ですから、この時間はできるだけ日差しを避け、屋外で過ごすときも、途中で休憩をとって涼しい部屋で休んだり、シャワーを浴びるなどして、日射病や熱射病を予防します。

 日焼けの後、火ぶくれになったときは、専用の薬を塗るか、なければ500mlの水に酢を大匙1杯入れた中でタオルをひたし、10分位湿布します。この湿布を日に3回行ないます。火ぶくれまでおこさなくても、アフターケアはしっかり行なってください。

 日焼けの他に、高温多湿の日本の夏には汗ばんだ皮膚に細菌がついて起こるトラブルが意外とたくさんあります。汗をかいたらシャワーを浴びるのが一番ですが、皮膚にトラブルがあるときは、石けんも刺激の少ないものを選びます。シャワーが無理なときはタオルでふき取って、汗で濡れた服は着替えるようにします。洋服は吸湿性と通気性の高い素材とデザインを選びます。トレーニングシューズや男性のビジネスシューズは、できれば2足を交代に使用するなどして、中の汗を十分乾かすようにします。

 また、アウトドアレジャーが人気がありますが、暑くても長袖長ズボンを着用して、必ず靴下をはいて歩きやすいシューズを選びます。これらは虫や植物から身体を守ってくれます。それでも蚊などに刺されたら、すぐに薬をつけるか、無いときは氷を5〜10分間あてるか塩を擦り込むかすると痒みが止ります。特に子供は汚れた手でひっかいたりしないように注意してあげましょう。「うるし」などの植物にかぶれたときは、まず水でよく洗ってください。その後できるだけ早くお医者様に診てもらいます。

 とにかく、虫刺されやかぶれは「かく」のは禁物です。いい汗をかいて、トラブルを予防して残りの夏を楽しんでください。

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