全100回のIndexはこちら→

 第15回 「基本が肝心」

 暖かくなってきましたね!気持まで明るくなる季節です。さて、ここ数年の健康ブームで、様々な雑誌等で健康作りやダイエットについての記事が載っています。僕もよく、『手軽な〜』『家で出来る〜』身体作りについて取材を受けます。フィットネスクラブへ行く時間がとれないとか、近くに無い、等の理由で誰もが気軽に出来る様にと、こういう記事が多くなっているのでしょう。

 健康作りやフィットネスへの関心は確実に高まっています。ところで皆さん、欧米の映画やテレビや小説の中では、強くたくましい『タフ』な主人公が多い事にお気づきですね。元スポーツ選手が探偵になったり、警察官になって活躍します。時に彼らは外を走ってから、アウトドアで腕立て伏せ500回、腹筋500回というプログラムをこなしています。走って、腕立て伏せと腹筋だけであんな身体が出来るのかと挑戦した方はいませんか?

 ここで明確にしたいのは、欧米の人は子供の頃から身体作りに関しての知識を教育され、高校や大学には必ずトレーニングジムがあるという環境で育っています。自分の身体をどうやってトレーニングすればいいのかを知っているのです。ですから、例えば出張先で慣れないトレーニングジムでも、自分なりのトレーニングが出来ます。設備がなければ外を走ったり、器具を使わずに別の方法で筋力トレーニングを効果的に行う事が出来るのです。

 さて、このタフな人達でも毎日代用プログラムだけでは続けられません。しかし、基礎的な知識と体力とが備わっていれば、クラブに行かれないときは代用でも身体を維持する事は出来ます。言い換えれば、手軽な家で出来るトレーニングは基礎があればこそ有効だと言う事です。代用プログラムは自動車についているスペアタイヤだと思ってください。一時しのぎにはなりますが、標準仕様のタイヤのような機能を保ち続ける事は出来ないのです。スペアタイヤ4本はいて走っている車なんて見た事ありますか?もちろんタイヤ交換の知識がなければ問題外ですよね。

前号  次号