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 第17回 「加齢と食生活」

 前回、加齢に伴う体力の衰えについてお話ししました。私達の身体や心には年令を重ねると様々な変化が現れます。精神面では忍耐力や判断力がついたりと強くなる一方で、老後に対する不安感が出てきたり、体力の衰えや病気によって気弱になる事もあります。

 加齢に伴う体内の変化にも様々な症状が起こります。新陳代謝の衰えや各器官の故障等ですが、具体的に食生活の面でお話ししておきましょう。

 第1には胃腸の消化吸収力の衰えが挙げられます。と言う事は、消化しにくいものを食べると胃に負担がかかります。そして吸収力の衰えとは、食べた食品に含まれている栄養素を十分に身体に取り込みにくくなる事です。

 注意する点は、消化しやすい食事を選び、栄養補給に努める事と、食べ過ぎない事です。

 よく、「40才を過ぎると油っこい食事は受け付けなくなった」とか「肉より魚が好きになった」という声を聞きます。又、「和食が好きになった」とか「お酒が飲めなくなった」という方もいます。これは自然な身体の声として素直に受け入れる事をお勧めします。「若い頃はボトル1本空けた」とか「一人で1kgの肉を食べた」と言って、身体の訴えを無視して挑戦し、身体を壊す人もいます。体力でも昔は出来たからといって、何年も運動していないのに無理をして寝込んだとか、怪我をしたという話も聞きます。

 『過ぎたるは及ばざるがごとし』ですね。

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