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 第35回 「アイアンマン情報」
 20世紀最後のアイアンマンハワイ大会が終わったばかりですが、21世紀最初のハワイ大会に向けての予選が始まりました。

 11月4日に第2回アイアンマンフロリダ大会が開催されました。フロリダと言いますと、ここのところ連日世界のメディアを賑わしているアメリカ大統領選挙の注目の州で、共和党のブッシュ候補が勝つのか、或いは民主党のゴア候補が逆転勝ちするのか、勝敗を決定する最後の州として票数の成り行きが世界から注目を浴びました。

 昨年の第1回大会には約1,500人近い選手が出場しましたが、今年は1,647人が出場し、1,515人が完走しました。今回の大会には82歳の選手が出場しまし、残念ながら18時間以上かかってしまい完走扱いとはなりませんでした。さすがアメリカはトライアスロン発祥の地と言う事で、高年齢者でもアイアンマンにチャレンジして来る選手がいるのにはびっくりしました。

 昨年の大会では、10月のハワイでバイクで失格したドイツのローター・リーダー選手が汚名返上と出場し、8時間26分のタイムでブッチ切り堂々の優勝でしたが、今回はハワイ大会に出場した男女のトップ選手は出場しませんでした。

 日本人選手は男女44人がはるばるチャレンジしに来ました。現在日本はアメリカの高景気とは裏腹に、景気の低迷が長く続いており、企業の倒産やリストラの風が強く吹き、政界も混沌とした状態ですが、トライアスリートに取りましてはその様な影響を物ともせず、何10時間も飛行機に揺られ自転車を担いでフロリダまでやって来る訳です。日本の景気不景気よりも、2001年21世紀最初のアイアンマンハワイ大会の出場権獲得の方が重要な様です。

 レースは、男子がアメリカのジェミー・クリーブランド選手が8時間37分のタイムで優勝し、女子はニュージーランドのタラ・リー・マーシャル選手が9時間33分のタイムで優勝しました。

 日本人では山本光宏選手が9時間45分7秒で総合46位に入ったのが最高でした。女子は3人が出場しましたが、いずれもバイクで失格となってしまいました。レースでは、優勝者も最終走者も完走すればアイアンマンの称号が与えられます。

 はるばるフロリダまで高い旅費を使って来た上に完走出来なかったと言う事は、本人にとっては非常に残念でしょうし、悔いが残った事でしょう。バイクの練習をもう少しやっておけば良かったと後悔している事と思いますが、過去のアイアンマンディタンスのレースにおきまして、日本の女子選手がリタイアやオーバータイムで失格する例は何故かバイクが多い様です。

 アイアンマンレースで一番時間のかかるバイクは距離が180kmですから、トップ選手でも4時間以上かかりますので、3種目の中でも一番しっかりと距離の練習を積んでおかなければなりません。

 今年のハワイでは105人の日本人が出場しましたが、その内バイクで2人の男子選手がリタイアしました。一人は突風の横風を受け転倒し、肋骨骨折でリタイア、あと一人はドラフティングの為に失格した選手でした。やはりハワイに出場して来る選手はしっかりと練習を積んで来る選手が大半ですから、よほどのアクシデントが無い限りは完走を果たしております。ハワイに出場して来る選手と、予選大会に出場する選手ではかなりの違いがある様です。

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