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 第27回 「トライアスロン情報」

 ミレニアム2000年を迎えて早3ケ月が経過しましたが、アイアンマンシリーズ大会も2戦が終わり、4月9日には第3戦目のオーストラリア大会が開催されます。オーストラリアはアメリカと並びトライアスロンの先進国であり、アスリートの人口も日本は比べられものにならない選手層の厚さがあります。大会に出場するのにも国内予選があり、簡単には出場できないお国柄ですが、9月にオリンピック大会を控えている関係もあり、大変な盛り上がりを見せている様です。

 今年のアイアンマン・オーストラリア大会には宮塚選手が出場します。宮塚選手は4月23日の宮古島大会は欠場となり、第3回大会からの連続出場が途切れてしまいますが、そうまでしてアイアンマンにかけるのは2年間ハワイのスタートラインに立てなかったという思いと、今年こそと言う気持の現れでしょう。

 NZ大会の表彰式でプレゼンターを務めたグレッグ・ウエルチ氏にアイアンマン・オーストラリア大会に宮塚選手が出場すると話したら大変懐かしそうにしておりました。二人は10年以上前からの付き合いで大変仲が良く、ウエルチ氏が身体の故障で引退した為に二度と宮塚選手と対戦する事が出来なくなってしまい残念な気がします。

 宮塚選手にはぜひオーストラリアでハワイの権利を獲得出来る事を期待します。

 その第16回宮古島大会では、宮塚選手が出場しないとなると、外国勢を迎え撃つ日本選手としては谷選手と田村選手に期待がかかります。

 外国招待選手は昨年優勝したピーター・クロプコ選手を始め、昨年スイム・バイク・ランの途中までトップだったウォルフガング・デートリッヒ選手ら、ハワイでもトップ10にからんでくる選手が出場してきますが、迎え撃つ谷選手や田村選手が地の利を生かしてどう戦うかが見物です。

 さて、3月31日に締めきられましたアイアンマン・チェジュの出場決定通知も、4月早々にはエントリーされた方の元にその合否が届きます。びわ湖アイアンマン大会が中止になって3年経過し、日本に一番近い韓国のチェジュ島でアイアンマン大会が開催される事になりました。ハワイ大会を目標としているトライアスリートにとっては、ハワイの出場権が100名の枠は非常に魅力があり、かなりの日本人がハワイ行きの切符をゲット出来るのではないでしょうか。

 WTCが毎年ハワイ出場権の国際抽選枠50名分を3月31日に発表しますが、3年前には国際抽選枠がある等と言う事を知っている日本人は殆どおりませんでした。アメリカ・カナダを除いた世界から応募が出来ますが、毎回世界から50名の抽選枠に1000名近い応募があるそうです。日本人も一昨年から抽選を知った事で3月31日の発表には何人の日本人の名前が発表されるかも楽しみです。

 今年もいよいよトライアスロンシーズンが始まるわけですが、オリンピックを狙う選手にとりましては4・5月で選手選考が決定されますので、最後の熾烈な戦いが始まり、その結果日本代表のオリンピック選手として9月16・17日にシドニーのオペラハウスの前で幕が開く事になります。

 シドニーでは開会式と同時に一番初めの競技としてトライアスロンが取り上げられましたが、それは開催国のオーストラリアが金・銀・銅のメダル獲得が確実と言われており、開幕と同時にメダルを独占すればオーストラリアの他の競技にもメダル獲得に弾みが付きメダル獲得競争に拍車がかかる事を狙った意図がある様です。

 アイアンマンにしてもオリンピックにしても、今年のトライアスロン界はミレニアム年として後々まで記憶に残る大会となる事でしょう。

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