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 第45回 アイアンマン情報

 ニューヨークの貿易センタービル同時テロ事件の発生は、世界を激震させるニュースとなり、世界中の人々が想像もつかない様な映像を見せつけられました。ニューヨークはアメリカ経済の中心都市であり、世界一の人種のるつぼと言われている所なので、犠牲になられた方の国籍も80カ国以上と言われており、心から哀悼の意を表します。

 アメリカ国内は10月以降、色々なスポーツが佳境を迎えるシーズンとなります。メジャーリーグ、フットボール、バスケットボール、ニューヨークマラソンそしてハワイのアイアンマン、ホノルルマラソン等、世界中から人が集まる催し物がめじろ押しですが、アメリカがテロ攻撃を受けた事に対する報復攻撃が開始された場合、スポーツイベント等を開催する事が国民感情から言って果たして可能なのかも問題になりそうな気がします。アイアンマンハワイに関しては、現在のところ開催するとの情報が出ています。

 アイアンマンの予選シリーズも、8月26日のカナダ大会を最後に全て終了し、プロ・アマ選手ともハワイの出場権を取った選手は、最後の調整に入っている事でしょう。昨年ハワイで優勝したカナダのピーター・リード選手の名前が予選シリーズで中々出てきませんでしたが、最後の地元カナダで優勝という事で、例年ハワイで上位を占めるエリート選手の有力どころが出揃いました。96、97年優勝のルック・バン・リルデ選手が出場して来るのかは不明です。

 今年の特徴としては、昨年のシドニーオリンピックに出場した選手がかなりアイアンマンに出場して来ます。銅メダルだったチェコのヤン・ルーラ選手、25位のアメリカのライアン・ボルトン選手、27位のオーストラリアのクレッグ・ウォルトン選手、9位で昨年のハワイ8位に入ったイギリスのスペンサー・スミス選手、日本からは21位だった小原工選手らがアイアンマンに出場してきますので、これらの選手がどのくらいの成績を出すのかも注目したいところです。

 マーク・アレン選手が引退してからアメリカの選手が優勝しておりませんが、今年は優勝争いに加わりそうなアメリカの選手が揃いつつある様です。昨年2位のティム・ディブーム選手、9位のキャメロン・ウィドフ選手、レークプラシッド大会優勝のスティーブ・ラーセン選手、2位のライアン・ボルトン選手らがアメリカ勢の有力どころです。

 女子はスイスのナターシャ・バッドマン選手とカナダのロリー・ボーデン選手の二人の優勝争いになるのではないでしょうか。女子はベテラン勢が順当に予選を勝っているので、大体ここ数年ベストテンに入っている選手の順位が変わる位で新人が台頭する余地は無いと思われます。男女とも順当な線で収まる事も予想されます。

 さて、早くも2002年のアイアンマンの権利がついた新しい大会が、9月9日にイギリス・ハーフ・アイアンマン大会として開催されました。今年の距離はハーフですが、来年はフルで開催されます。出場者は1,300人を越えましたが、水温が13度と低く、リタイアが多かった為に完走者は1,091人でした。
 日本人は1名の出場で、65〜69才のエージグループで冨田訓司さんが7時間13分26秒で優勝され、早々にハワイの権利を獲得されました。冨田さんをコーディネイトしたマイケル・トゥリーズ選手は、寒さの為にリタイアしたそうです。水温13度では日本では大会が中止になるでしょう。ハイエイジパワーに脱帽です。

 11月10日にはアイアンマン・フロリダ大会が開催されますが、この大会にも日本から20〜30名が出場を予定している様です。一年12ヶ月、何処かでアイアンマンの予選大会が開催されており、アイアンマンにはオフが無い様です。

【第23回アイアンマン世界選手権大会入賞予想 (順不同)】
●男子
 ピーター・リード/ティム・ディブーム/ローター・リーダー
 トーマス・ヘリゲル/ルックバン・リルデ※/クリストファー・マーフ
 スペンサー・スミス/キャメロン・ブラウン/ピーター・サンドバッグ
 オリバー・ベルンハルド/マティアス・クルップ/スティーブ・ラーセン
 ライアン・ボルトン/ノーマン・スタドラー/ピーター・クロプコ
●女子
 ナターシャ・バッドマン/ロリー・ボーデン/ジナ・ケアー
 ジョアンナ・ザイガー/フェルナンド・ケラー/レナ・バンクウエスト
 ベス・ツィンカード/リサ・ベントリー/フェザー・ファー
 ウェンディー・イングラハム/ニナ・クラフト/エリアン・カトケッチ
 ベリンダ・グレンガー/ラウラ・ビガー/スサーナ・ニールセン

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