100回分のIndexはこちら→

 第46回 「第23回アイアンマン大会」

 第23回アイアンマン世界選手権大会が10月6日予定通り開催されました。今年の出場者は1,468名で完走者は1,365名でした。コナウィンドが強かった為に完走率が例年に比べ悪い様でした。

 アメリカは例年10月から12月にかけてスポーツのビッグイベントが目白押しに開催される時期となっていますが、ニューヨーク貿易センタービル爆破同時テロ問題で様々なスポーツの開催が危ぶまれましたが、アイアンマン大会は無事開催する事が出来て関係者はほっと胸をなで下ろしている事でしょう。

 さて、先月号でトップテンの予想を書きましたが、私の予想は男女とも15人中各7人がトップに入り、約5割の確率でした。今年はアメリカ勢が優勝争いに確実に絡んで来るだろうと予想しましたが、予想通り昨年2位のティム・ディブーム選手が優勝しました。95年にマーク・アレン選手が優勝し引退した後はアメリカ勢の優勝がありませんでしたから、ディブーム選手の優勝でテロ事件によるアメリカ国民の心の痛手が、ほんの少しでも和らいだのではないでしょうか。

 優勝争いをするであろうと思われた、ピーター・リード選手やルックバン・リルデ選手らがリタイアしたのは残念でした。また久しぶりにミスターアイアンマンのディーブ・スコット選手が出場して来ましたが、リタイアで終わってしまいました。

 女性の方はナターシャ・バッドマン選手とロリー・ボーデン選手の優勝争いだと予想しましたが、その結果通りとなりました。バッドマン選手は男女総合でも38位の成績で、特にバイクタイムは圧倒的な強さでロリー・ボーデン選手を約10分近く引き離しています。その他ちょっと意外だったのはポーラ・ニュービーフレーザー選手が4位、カレン・スマイヤー選手が5位とトップテンに返り咲いて来たのにはびっくりさせられました。

 さて、日本人選手を見ますと122名出場で、エージグループ選手の男子で5人が入賞しましたが、女子は残念ながら一人も入賞する事が出来ませんでした。期待された日本のトップ選手は、男子では谷選手が23位、シドニーオリンピックに出場した小原選手が26位、一番期待がかかっていた田村選手は52位、宮塚選手はバイクでドラフティングを取られてリタイアしてしまい、散々な成績で終わってしまいました。田村選手は今年アイアンマンシリーズで2勝している事で非常に期待がかかっておりましたが、残念ながらこの様な結果に終わってしまいました。やはりハワイでトップテンの表彰台に上がるのは並大抵の事ではありません。トップテンに入って来る選手は色々条件の変わった大会でも常にコンスタントな成績を上げていて、決してフロックではアイアンマンの表彰台には上がれないと言う事です。

 日本人女子はオーストラリアの予選で3位に入った奥田選手が、初出場でどのくらいの成績をおさめるのかが注目されましたが、10時間54分43秒で21位、ナターシャ選手からは1時間20分以上離されていますので、まだちょっと実力が違いすぎる様です。堀選手は奥田選手と14秒差で22位という成績でした。

 何はともあれ第23回アイアンマン世界選手権大会も無事終了しましたが、2002年に向けた予選大会は間もなく始まります。又来年には新しい予選大会も増えてアイアンマン狙いの選手にはチャンスが多くなる事でしょう。

前号  次号