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 第38回 「アイアンマンニュージーランド」
 アイアンマン予選シリーズの第2戦となる、ニュージーランド大会が3月3日に開催されます。昨年の大会は20世紀最後の大会でしたが、開催の同じ週にヨットのアメリカンズCUPレースでNZ艇が防衛を果たし、国中がお祭り騒ぎとなり、トライアスロンの話は何処かに吹き飛んでしまいました。

 この大会は、98年までオークランド湾周辺を中心としたコースで開催されておりましたが、交通事情や所々の問題でオークランドから約300km位離れた、北島の真ん中に位置するタウポと言う湖を中心に開催される様になって、今年で3年目を迎えます。タウポという場所は、湖を中心とした町で、水泳、カヌー、ヨット、ジェットボート、バンジージャンプが盛んで、近くには温泉もあり、春先から秋口にかけ大変な賑わいを見せるリゾート地です。

 毎年NZアイアンマンには800人近い選手が出場して来ます。ハワイに出場できる権利も70人の枠があります。この大会には毎回日本人の出場が多い事も特徴の一つとなっており、全体の約1割以上を占めています。オークランドの会場から移った99年には、112人(内女性18人)が出場し、昨年の大会には86人(内女性10人)が出場しました。

 日本人の出場の多い理由は、大学生が春休みなのと、就職が決まったトライアスリートが卒業旅行を兼ねて出場というケースが多い為です。今年も100人前後の出場者が予想されておりますが、レースの開催日が3月3日(土)という事で、1・2月にしっかりとアイアンマンディスタンスの練習が出来ていないと良い成績を残す事が出来ません。大学生の選手は卒業前の思い出に出場したり、又レース後にホームステイをしながらNZ中を旅行する事を楽しみにしている選手も多いので、これも学生の特権と言えましょう。

 昨年の大会は、トーマス・ヘリゲル選手が8時間22分のタイムで優勝し、2位には地元のキャメロン・ブラウン選手が入り、日本人では藤原裕司選手が22位という成績でした。トーマス・ヘリゲル選手はハワイ大会では5位、99年は6位とハワイ大会に出場して来れば必ずトップ10に入ってきます。又2年連続で地元のキャメロン・ブラウン選手が2位に入っていますが、ハワイでは26位、99年は17位と成績が良くありません。今年こそは地元で初優勝を狙っている事と思います。

 昨年の女子はリサ・ベントリー選手が9時間28分のタイムで優勝し、2位には地元のカレン・バランス選手が入りました。日本人ではNZ在住の堀洋子選手が8位に入りました。リサ・ベントリー選手はハワイでは6位、99年は12位という成績を残しております。女子も男子と同じ様に2年連続で2位に入っているカレン・バランス選手はハワイでは13位、99年は34位という成績でした。男子のキャメロン選手にしても女子のカレン選手にしても地元で連続2位という成績なので、今年こそは地元の選手が男女で優勝する事を期待しています。

 いずれにしても、21世紀最初のNZアイアンマンを制する選手は誰なのか、又日本のトップ選手はどのくらいの成績を上げられるのか、エージグループの選手が何人位ハワイの権利を獲得できるのかも注目したいところです。

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