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 第40回 「アイアンマン予選シリーズ4戦」
 アイアンマン予選シリーズも現在まで4戦が終了しました。3月31日に開催された南アフリカ大会は、昨年ピーター・バブロスキー選手が優勝しましたが(チェジュ大会も優勝)今年は、1月28日に開催されたマレーシア大会に出場し、暑さの為に優勝を逃したローター・リーダー選手が出場してきました。マレーシア大会後2ケ月でコンディションを再調整し、8時間28分04秒で2位のレナンド・ティセンク選手に9分26秒の差を付けて優勝しました。ピーター・バブロスキー選手は5位でした。

 女子は昨年ポーラー・ニュービーフレザー選手が優勝しましたが、今年は出場せずニナ・クラフト選手が9時間33分11秒で優勝しました。日本のエージグループの選手も出場しましたが、ハワイの出場権を獲得できた選手はおりませんでした。

 4月8日に開催されたオーストラリア大会では、昨年優勝したノーマン・スタドラー選手が8時間30分22秒のタイムで、2位のジェイソン・ショウ選手に11分35秒の差を付け二連覇を達成しました。女子も昨年優勝したローリー・ボウデン選手が2位に大差を付け圧倒的な強さで三連覇を達成し、今年も順調な仕上がりを見せており、ハワイでの優勝候補の一番手と言えます。

 今回のオーストラリア大会では、注目すべき日本人女性選手が登場してきました。並み居る強豪を押さえプロで3位に入賞し、ハワイの出場権を獲得した奥田庸子選手です。彼女は現在オーストラリアでトレーニングを積んでおりますが、今まで日本国内では特に目立った活躍はしておらず、99年の波崎大会のミドルで優勝していますが、昨年の佐渡の日本選手権大会では、優勝した志垣めぐみ選手から13分差の5位でした。オーストラリアにトレーニング場を移し一皮剥けた様です。今年のハワイでは、堀洋子選手と共にいささかたりとも期待が持てるかも知れません。

 さて、国内を見ますと、ロングのメジャー大会である第17回全日本トライアスロン宮古島大会が4月15日開催されました(出場者1,390人、完走者1,321人)。今年の大会は例年に比べ一週間早く、レース当日は生憎の雨で気温も20度を切るやや肌寒い天候の下でレースがスタートしました。

 下馬評では昨年まで二連覇しているピーター・クロプコ選手が三連覇を達成してしまうのか、あるいは日本勢の田村、宮塚選手らが雪辱する事ができるのかが注目されました。スタートの水泳では、シドニーオリンピックで21位に入った小原選手が大差を付け1位で上がり、バイクを85kmまで独走しましたが、2位集団で走っていた宮塚選手に抜かれました。宮塚選手はそのまま独走でランに移り、ランスタート時には2位のマティアス・クランプ選手に3分20秒のアドバンテージを付けましたが、13km地点で2位グループにいたクロプコ選手に抜かれ、20km地点では田村選手にも抜かれて3位に落ちてしまいました。クロプコ選手は宮塚選手を抜いた後、独走を続けていましたが、残り5kmからペースが落ち、2位を走っていた田村選手が必死に追い上げられましたが逆転までには至らず、37秒差で三連覇を達成しました。
 田村選手も後1km位距離があれば逆転が可能だったかも知れません。

 女子はシドニーオリンピック日本代表の補欠だった小梅川選手が、スイムを総合5位で上がり、バイクも独走を維持したままゴール、ランを2位の志垣選手に2分差を付けスタートしましたが、8km地点で志垣選手が抜きさり単独トップのまま初優勝を成し遂げました。男子の小原選手が5位、女子の小梅川選手が4位に入り、ロングでも通用する事を見せ付けた様なレースでした。

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