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 第42回 「アイアンマン・チェジュ」
 第2回アイアンマン・チェジュ大会が6月10日に開催されました。昨年の大会は7月2日でしたが、アイアンマンJAPAN福江大会が7月22日に開催が決定した事により、7月にアジア地区で2大会開催すると出場者が少なくなってしまうので、チェジュ大会を繰り上げて6月に開催する事にした訳です。

 昨年の第1回大会はスイムの競技の途中で霧が発生し、方角が判らなくなった選手が多数出て混乱したり、最後のランでは気温と湿度が異常に高かった為に、出場者958人中リタイアする選手が82人も出てしまう大会でした。今年の大会は、気温は30度近くありましたが、湿度は昨年の様に高くはならず、レース条件としては昨年の大会よりは良かった様でした。出場者は605人と昨年より少なくなってしまいましたが、97年で中止になったアイアンマンびわ湖大会以来、4年ぶりに長崎県の福江島でアイアンマン大会が再開される事になった為に、そちらの方に選手が流れた事が原因です。

 昨年、韓国選手のエントリー数は約200人で、日本人が745人でしたが、今年は韓国の選手が300人を越し、日本選手が286人と逆転されました。日本のトライアスロン元年が85年とすると、韓国のトライアスロン元年は2000年と言う事になるのではないでしょうか。韓国の出場者が一年で100人以上も増えた訳ですから、来年はもっと増える事が予想されます。入賞率は昨年も今年も日本人が80%以上を占めておりますが、韓国の人はスポーツでも他の事でも日本人には絶対に負けたくないと言う意識がサッカー等を見てもよく分かります。あと数年の間には韓国の選手の入賞率も高くなって来ると思います。

 レースは最初の種目であるスイムを南アフリカのグレン・ゴリー選手が、昨年のトップタイムより2分短縮し52分台で上がり、10秒差でニュージーランドのベリヤン・ローダス選手が続きバイクに移りました。スイムの日本人選手トップは細谷岳選手で56分台の7位、昨年総合2位に入った田村嘉規選手は58分台の15位でバイクに移りました。バイクに入りNZのベリヤン・ローダス選手がトップに立ち、ランもトップでスタートしました。田村選手はトップから10数分のアドバンテージをつけられランをスタート。昨年もランで追い込み総合2位を確保した強みを今回も発揮し、ベリヤン・ローダス選手を後半に逆転し、アイアンマンシリーズ初優勝し、賞金$9,000を獲得しました。

 女子はスイムを55分台総合4位で上がったオーストラリアのラレー・ティナート選手と、58分代で上がった同じオーストラリアのベリンダ・グレンガー選手の争いとなり、バイクで追いついたベリンダ選手がランに入り逆転優勝しました。

 日本人選手は、NZ在住の堀洋子選手が順調に力を発揮し4位、昨年総合3位に入りながらハワイの権利を獲得出来なかった山倉選手が6位に入り、ロールダウンによりハワイの権利を獲得しました。また、エージグループを見ますと、昨年ハワイの権利獲得者の8割が日本人選手でしたが、今年も日本人が昨年同様に8割を占めました。今年は日本人の出場者が昨年の半分以下でしたから、ハワイの権利を取る確率は昨年より非常に高かった訳です。

 昨年はアイアンマン予選シリーズのマレーシア大会で松田薫選手が初めて優勝しましたが、今回チェジュ大会で田村選手が優勝し、日本人2人目の予選大会優勝者となりました。ぜひハワイの世界大会でも日本人選手の上位入賞を期待します。

 アイアンマン予選シリーズも、5月26日のスペインとブラジル大会が終わり、8戦が終了しました。最終戦8月26日のカナダ大会まで残り6戦となり、今年は日本人選手が何人ハワイ大会に出場できるのか楽しみです。

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