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 第51回 「アイアンマン・ニュージーランド」 

 第18回ニュージーランド・アイアンマン大会が3月2日(土)に北島のタウポで開催されました。開催場所がオークランドからタウポに移って今年で4回目を迎えます。大会出場者は昨年まで約800名前後で推移しておりましたが、今年は一気に1,000名を越え、エントリー総数は1,069名という人数になりました。昨年の大会はスポンサーが集まらず大会の開催が危惧されましたが、新しいスポンサーが見つかり、開催が継続される事になりました。毎年、学生を中心として日本人に人気のある大会で、平均100名を越す参加がありましたが、今年は100名を切り85名(内、女子11名)が出場しました。やはり日本国内の景気の問題や失業、リストラ等の問題が出場者減に少なからず影響を及ぼしているのかも知れません。

 さて、競技の方は前夜からの雨が止まず、最悪のコンディションとなってしまいました。日本から参加の大半の選手は、ニュージーランドはまだ夏の終わりという事で、バイクウエア等はタンクトップか半袖しか用意してこず、冷たい雨の中での180kmのバイクは体が冷えて、下手をすると完走できない事にも成りかねません。急きょスタート前にウィンドブレーカー等を持ってきている人は自分のバイクに置いたり、雨用の対策をしてこなかった人はゴミ袋等を上半身からかぶって雨をしのぐ様な方法を取っていた様でした。

 本来なら背中のバイクゼッケンが見えない場合は失格となりますが、マーシャルも暗黙に認めている様でした。日本人以外でもウィンドブレーカーを着たり、ビニール袋をかぶったりしている選手が多く見受けられました。雨はランに入る頃には一旦止みましたが、その後も降ったり止んだりの天気でした。しかし競技の方は、エリート選手にとりましては雨が降ろうが風が強かろうが賞金がかかっていますので関係ありません。さすがにアームウォーマーを着用し寒さ対策を行っておりました。

 男子のレースは地元のキャメロン・ブラウン選手の二連覇が注目されておりました。ブラウン選手はバイクをフィニッシュ後に得意のランで前を行く選手をあっさりとぬき去り、ランスプリット2時間50分でクリアーし、2位のジョナス・コールティング選手に約4分の差を付け8時間32分53秒のタイムで二連覇を達成しました。

 女子エリートは地元のカレン・バランス選手が、2位のジョアンナ・ロウ選手に約4分の差を付け優勝しました。女子は1位から3位までをニュージーランド勢が独占し、優勝候補に挙げられていたウエンディ・イングラハム選手は4位、フェルナンド・ケラー選手は6位でした。

 日本人エリート男子は、森田翼選手が総合64位、残念ながらバイクで2回のパンクに見舞われ、5時間37分も掛かってしまい、上位に入る事が出来ませんでした。また、女子エリートは、地元在住で昨年5位に入った堀洋子選手に期待が掛かっておりましたが、バイク途中で胃痙攣を起こしてしまい、残念ながらリタイアしてしまいました。

 日本男子エージグループ選手では、昨年24位だった濱野隆弘選手が今年も強く、順位を一つ上げ9時間23分44秒で23位、大橋康治選手が昨年89位から大幅に順位を上げ9時間27分49秒で30位、山本光宏選手が9時間44分02秒で48位、広田ノリユキ選手が49位、白戸太郎選手が68位でした。

 女子エージグループで一番成績の良かったのは平野直子選手で11時間11分13秒の279位でした。その結果、エージグループでハワイの出場権はロールダウンを含め6名が獲得しましたが、女子は獲得できませんでした。

 今回エントリーは1,069名でしたが、スタートしたのは998名で完走が940名、日本人は85名が出場し、79名が完走しました。朝7時のスタートからほぼ一日雨の中でのレースで、特に日本から参加した選手は天候に大変苦労した大会でした。

【リザルト】
 
男 子
1 (8:32:53) キャメロン・ブラウン
2 (8:36:14) ジョナス・コールティング
3 (8:40:51) ガレッタ・マックファーデン
4 (8:41:24) コートニー・オグデン
5 (8:43:49) ジェームス・ボナー
6 (8:46:53) エクサピア・フロック
7 (8:50:53) パウル・アメー
8 (8:54:03) ピーター・パルボルスキー

 女 子
1 (9:27:33) カレン・バランス
2 (9:31:07) ジョアンナ・ロウ
3 (9:34:45) レニーレ・オルソン
4 (9:49:21) ウエンディーイングラハム
5 (9:50:21) エードリアン・ナグウェイト
6 (10:03:21) フルナンド・ケラー
7 (10:10:44) ルチー・スミス
8 (10:17:24) レナ・バンクウェスト

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