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 第52回 「第15回全日本トライアスロン宮古島大会情報」

【アイアンマン・オーストラリア大会】

 アイアンマン予選シリーズ第3戦のオーストラリア大会が4月7日に開催されました。昨年は、日本人女子の奥田選手が3位に入ってちょっとびっくりさせられました。初出場のハワイは21位ともう一息で入賞ラインに到達出来そうでしたが、今年は出場せず5月19日に開催されます第2回アイアンマンJAPAN福江島大会の二連覇を狙って一本に絞っているそうです。

 今年の出場選手男子では、二連覇しているドイツのノーマン・スタンドラー選手も出場せず、又シドニーで銅メダルを獲得したチェコのヤン・ルーラ選手もエントリーしてましたが出場しませんでした。二連覇しているスタドラー選手が出場しない変わりに注目されたのはピーター・リード選手とトーマス・ヘリゲル選手に地元でスプリントでは圧倒的な強さを持っていてアイアンマン初出場のクリス・マコーマック選手がアイアンマンでも通用するのかが注目の的でしたが、レースはピーター・リード選手がリタイアしてしまい注目のクリス・マコーマック選手があっさりと2位のオリバー・ベルンハルド選手に1分15秒の差を付け8時間24分51秒で初優勝しました。3位には昨年2位で1月のマレーシア大会でも2位だったジェイソン・シューツ選手、4位に97年のハワイ優勝、昨年は3位だったトーマス・ヘリゲル選手、5位に地元でオリンピック代表で昨年のカリフォルニア大会でアイアンマン初出場し3位に入ったクレッグ・ウォルトン選手。クレッグ選手はスイム、バイクとトップでしたが、ランで失速し5位に落ちてしまいましたが、今年のハワイはマコーマック選手、ウォルトン選手、ルーラ選手、ライアン・ボルトン選手らオリンピック代表だった選手やスプリントの強豪選手が出場してきそうなので楽しみです。

 女子は三連覇しているローリー・ボーデン選手が出場してきませんでしたが、相変わらずカナダ勢が強く、昨年のハワイはリタイアしましたがNZ大会では昨年まで二連覇したリサ・ベントリー選手が9時間20分54秒優勝、2位は昨年レークプラシッド大会優勝、ハワイ9位のフェザー・ファー選手、3位に地元のベリンダ・グレンガー選手が入りました。

 日本人のエージグループ選手では男子で35才〜39才の部で1名がハワイの権利を獲得しました。

【第18回全日本トライアスロン宮古島大会】

 日本のメジャー大会である宮古島大会が4月21日に開催され、1,385人の選手が出場しました。今年は、昨年まで三連覇しているピーター・クロプコ選手に四連覇されてしまうのか、それとも日本人選手が雪辱を果たすのかが注目されるレースでした。

 スイムはオープンウォーターの第一人者である疋田選手が34分24秒の新記録で上がり、2位以下に4分以上の大差をつけました。過去のスイム記録はウォルフガング・ディトリッヒ選手が持つ34分44秒という記録でしたが疋田選手が20秒更新しました。2位はシドニー代表で宮古島大会初出場の西内選手、3位が同じくシドニー代表で昨年スイムをトップで上がった小原選手、クロプコ選手は疋田選手から9分遅れの13位でスイムを上がりました。

 バイクに入っても疋田選手がトップを独走、スイム18位で上がった宮塚選手がバイクで追い上げ、西内、小原、田村、谷、クロプコ選手らに追いつき2位集団のままバイクゴール、宮塚選手はバイクトップタイムの4時間11分でクリアし、バイクゴールトップの疋田選手とは1分差、ランスタートは宮塚選手が一番早く、その後を疋田、谷、小原らが38秒遅れでスタート、その後ランに強いクロプコ選手が5km手前で並び、その後二人が先頭を交替しながらマッチレースとなりました。気温が28度前後と高い上、向かい風も強く、選手にとっては大変厳しいレースとなりました。30km過ぎまでクロプコ選手と宮塚選手とのマッチレースが続きましたが、35km過ぎの登りでクロプコ選手が仕掛け、独走態勢に入り、ゴールでは宮塚選手に1分20秒の差を付け四連覇を達成しました。

 女子は昨年初出場で優勝した志垣選手の二連覇がなるのか、それとも外国招待選手が勝つのかが焦点でしたが、志垣選手が苦手のスイムを3位でクリアし、バイクですぐにトップに躍り出ますが、後半にアメリカのブリジット・エグバード選手に抜かれ、ランゴールでは約3分のアドバンテージを付けられたが、得意のランの7km付近でブリジット選手を捕らえ、その後は独走でゴールし二連覇を達成しました。

 終わって見ますとクロプコ選手の強さには脱帽せざるをえません。日本のプロ選手は3月には合宿を張ったりして、かなりの練習を積んだ訳で、海外からレース数日前に来日する選手よりかなり条件が良いはずなので、今年こそはクロプコ選手に勝てる選手が出るのではと期待したのですが、毎回最後のランで追い込まれ逆転されてしまうパターンの様です。

 今年のレースは気象条件が8時の時点で26度、風6m、波高0.5mという事でスイムはちょっと波が高かった上、バイクでは向かい風が強く、ランの頃には気温が28度前後になり非常に厳しいレース条件の様でした。優勝タイムも例年に比べ10〜20分くらい悪かった様です。1,385人がスタートして14時間以内に完走した人は1,167人、リタイアが218人もおり、完走率84%とかなり低くなってしまいました。

 また今回残念な事にスイムで死亡者出てしまいました。18年目にして初めての事故が起きてしまいました。昨年まで65才以上の人は出場できませんでしたが、今年から特例として65才以上の人にも出場を認める事になり、それらの人には健康状態や負荷心電図、泳力、経験等を加味し出場を認めたので、亡くなった方は突発的な事故としか言い様がありません。今回の事故が引き金となって又来年から65才以上の人は出場を認めない等という事にならない様に、スポーツには年齢は無いと思っております私にとりましてもぜひ共関係者の方々にはご理解を頂きたいと思っております。

 今回お亡くなりになられた方に対しまして、深い哀悼の意を表します。

【第2回アイアンマンJAPAN福江島大会】

 今月はいよいよ第2回のアイアンマンJAPANが開催されます。昨年は7月22日に開催されましたが、今年は5月に変更されました。開催が早まった事により、気象条件等が幾分か緩和されるのではないでしょうか。
 さて出場選手の顔ぶれですが、男子は昨年優勝した田村選手、昨年のハワイ4位でオーストラリア大会を欠場したノーマン・スタンドラー選手、女子は昨年優勝の奥田選手、ポーラー・ニュービーフレーザー選手、ウェンディー・イングラハム選手。ジョアンナ・ロー選手、ロビン・ロック選手、それにNZ大会を体調不良でリタイアした堀選手ら、女子はそうそうたるメンバーがエントリーしており、結果が待ち遠しいところです。

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