100回分のIndexはこちら→

 第54回 「アイアンマン情報」
 アイアンマン予選シリーズ大会もいよいよ佳境に入って来ました。毎年最終予選大会はカナダ大会でしたが、今年はサッカーのW杯が開催された関係で、例年6月の韓国大会が8月25日に繰り上がり、カナダの大会と同日開催となりました。この2大会がハワイの出場権を得る最後の大会となります。

 現在までに終了している大会のエリートクラスの男子では、昨年のハワイではランでリタイア(00年は8位)、ハワイリタイア後に開催されたフロリダ大会で優勝し、5月のブラジル大会でも優勝したスペンサー・スミス選手の活躍が目立ちます。

 女子を見ますと相変わらずベテラン勢が頑張っています。昨年のハワイで復活の兆しを見せたポーラ・ニュービフレーザー選手は、5月12日に開催された第2回アイアンマン・ジャパン福江大会で優勝しましたが、ポーラ選手は過去85年から97年迄13回開催されたアイアンマンびわ湖大会でも4回優勝しており、今回の福江大会を含め日本では通算5回優勝し負け知らずです。ポーラ選手は福江の後に中2週間でハワイのケアホア大会に出場し、2位に入りました。この後はドイツの大会にも出場を予定しているそうですが、86年にハワイで初出場して96年までに8回優勝しましたが、現在までにアイアンマンと名の付く大会に24回も優勝を重ねており、5月で40才となりました。

 また福江大会でスイムをトップで上がり、ポーラ選手に続いて2位に入ったウェンディー・イングラハム選手も今年で38才になりました。94年のびわ湖大会でも2位に入っていますが、91年にハワイで10位に入り、昨年までトップテンに8回も入っています。ウェンディー選手もこの後はオーストラリア大会に出場を予定しているそうです。

 ベテランと言えば、昨年のハワイでポーラ選手に続いて5位に入ったカレン・スマイアー選手は、今年41才になります。95年のハワイでポーラ選手が脱水の為にゴール前で倒れ、逆転優勝しましたが、その後出産やガンに侵されたりで、再起不能等と言われましたが、昨年見事に復活して来ました。

 その他、これぞ鉄女と言われている選手はフェルナンド・ケラー選手でしょう。彼女も今年で39才になりますが、87年にハワイ初出場し27位でしたが、昨年まで15年連続出場し、ここ10年は連続でトップテンを維持しており、今年も地元ブラジルで3位に入っています。98年、00年、01年と、このところ3回優勝しているナターシャ・バッドマン選手や、99年に優勝したロリー・ボーデン選手らはまだ35才ですから、いかにベテラン勢が頑張っているかが良く分かります。

 5月26日に開催されましたケアホア・コナ・ハーフトライアスロン大会ではポーラ選手が2位に入りましたが、この大会は非常に人気が高く、今年も700名を越すエントリーがありました。10月のアイアンマンとほぼ同じコースを使うのと、ハーフの距離でありながら出場権が60名もある事と、10月には中々出場できないのでせめて雰囲気だけでも味わいたい等もあるようです。そもそもはハワイ諸島の人々の予選大会でしたが、出場者の半数近くはハワイの選手ですが、アメリカ本土の特にカリフォルニア在住の選手が多い様です。

 日本からも30名近い選手が出場しましたが、アイアンマンの出場権を取れた選手は井出普一選手一人でした。今年の宮古島大会で2位に入ったハワイのブリジット・エグバート選手が5位に入りました。

 6月8日に開催されました第1回アイアンマン・ユタ大会は、スイムが中止となりバイク112km、ラン20kmの変則大会となりました。出場者は1,400名以上ありましたが、完走者は1,377名で、日本人の出場者は無く、男子の優勝は昨年のハワイではリタイアしたトニー・ディブーム選手で、昨年ハワイ優勝のティム・ディブーム選手の兄でした。

 女子の優勝はジェニー・トピン選手でした。3位には昨年のハワイでランで失速し25位と奮わなかったが、00年は4位、99年は5位のベス・ツィンカード選手でした。

 ハワイの予選大会も残り2カ月となり、今後どんな選手が優勝してくるのでしょうか。

前号  次号