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 第55回 「アイアンマン情報」
 7月の予選大会は、ヨーロッパではオーストラリアとスイス、アメリカではレークプラシッドの3大会が開催されました。又、7月14日には昨年までアイアンマン・ドイツとして開催されていたロート大会が、アイアンマンの冠を返上し、チャレンジ・ロート大会とし、高額賞金大会として新たにスタートしました。

 6月29日には、第1回アイアンマン・フランス大会が開催されました。ハワイの出場権は50人付いており、コースはスイムを湖で泳ぎ、バイクは60kmを3周回、ランは14kmを3周回するコースで、かなり厳しいコース設定の様でした。アイアンマンの予選大会では一番厳しいコースト言われている、スペインのランサローテ大会の優勝タイムより悪いタイムでした。

 男子の優勝はフランコス・チャブドゥ選手で8時間55分03秒、2位にはステファン・リーゼン選手、3位はティモ・ブラシュ選手でした。女子の優勝はカリン・チュリング選手で9時間44分58秒、2位には昨年のハワイで8位に入ったジナ・ケアー選手、3位はエリアン・ガトケッチ選手、4位には5月12日に開催されましたアイアンマン・JAPAN福江大会でポーラ選手に次いで2位に入ったウェンディー・イングラハム選手が入りました。今回もスイムが速く、男女総合で3位で上がりました。完走者は723人で日本人も3人出場しておりましたが、ハワイの出場権を獲得できた人はおりませんでした。

 7月7日に開催されましたオーストリア大会の男子は、ビクター・セムチェブ選手が8時間15分44秒のタイムで優勝しました。2位にはノルベルト・ラングブランディットナー選手、3位はオラフ・セバスチャン選手でした。昨年の優勝はユーゲン・ザック選手でしたが、今年は出場しませんでした。女子は昨年優勝した強豪のローリー・ボーデン選手が、8時間51分22秒の好タイムで2連覇を達成、今年も順調な仕上がりを見せており、ハワイでも優勝争いの一番手となる事でしょう。2位にはカテ・アレン選手、3位にはイミケ・シャルシェ選手でした。日本人も男子が5人、女子が2人の合計7人が出場しましたが、ハワイの出場権を獲得出来た人はおりませんでした。

 7月14日に開催されましたチャレンジ・ロート大会では、男子はローター・リーダー選手が8時間17分25秒のタイムで優勝、2位には3月のNZ大会で2連覇を達成したキャメロン・ブラウン選手、3位にはトーマス・ヘリゲル選手が入りました。女子はニナ・クラフト選手が9時間12分41秒のタイムで優勝、2位にはエリカ・コズモー選手、3位にはローター・リーダー選手の奥さんニコラ・リーダー選手が入りました。
 この大会は、アイアンマンの世界新記録を破ったら100万ユーロ(日本円で約1170万円)の賞金が掛かっていました。現在までの記録は97年にルックバン・リルデ選手が出した7時間50分27秒ですが、残念ながら新記録は誕生せず来年に持ち越しとなりました。

 シドニーオリンピックのアメリカ代表で4位に入り、1ヶ月後のハワイで5位に入ったジョアンナ・ザイガー選手は、今年もITUワールドカップ石垣島大会で6位に入りました。昨年のハワイではリタイアしましたが、1ヶ月後のアイアンマン・フロリダ大会では3位に入り、相変わらずショートとロングの両方で活躍しております。日本男子の小原選手もオリンピック後、ロングのレースで活躍しておりますが、日本ではロングからショートに移ってワールドカップ等で活躍するには、よほど水泳の泳力が強くなくては不可能かと思われます。

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