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 第56回 「アイアンマン情報」
 10月19日に開催されますアイアンマン世界選手権大会に出場する為の最後の予選が、8月25日に韓国とカナダで開催され、全ての予選が終了して約1,500人以上の出場選手が決定しました。日本人選手も最後の韓国大会で出場権を獲得した選手が、3年連続で多かった様ですが、海外で開催されるアイアンマンの予選大会で、日本から一番近い国である事と、旅費滞在費が比較的に安く済む事が最大の理由です。

 日本のトッププロ選手では、韓国には宮塚選手、カナダには藤原選手、又、7月28日に開催されたレークプラシッドには谷選手と、田村選手は既にアイアンマンJAPANでハワイの出場権を獲得しているので、これでロングのスペシャリスト四天王が出揃った訳です。

 昨年11月のフロリダ大会から8月の韓国とカナダ大会迄の予選レースを展望しますと、一年を通じて予選レースを数戦出場し、優勝したり上位で入賞するエリート選手が目立ちました。スペンサー・スミス選手がフロリダとブラジルで2勝、ローター・リーダー選手はチャレンジ・ロート大会(今年からアイアンマンの予選大会から外れた)優勝、中1カ月でフランクフルト優勝、春先のマレーシア3位、ブラジル2位と一年間で4戦出場し、タフな所を見せており、そろそろ今回あたりは優勝と言う声が聞こえてきそうな気もします。

 7月21日地元スイスで優勝したりオリバー・ベルンハルト選手も、昨年ハワイ後に開催されたフロリダでは、優勝のスペンサー・スミス選手に続き3位に入賞しました。ベルンハルト選手は、4月のオーストラリアでも2位、地元のスイスでは5年間で3勝していますが、98年の大会では優勝後にドーピングの為に失格しました。

 女子のエリート選手も男子と同じく、予選シリーズでの上位入賞者は相変わらずの顔ぶれが占めている様です。ローリー・ボーデン選手がオーストリアと地元カナダで優勝、カタヤ・シュモッグ選手は昨年のフロリダとフランクフルトで優勝、その他ベテランのポーラ選手、リサ・ベントリー選手、ニコラ・リーダー選手、ベス・ツィンカード選手、ジョアンナ・ロー選手、カレン・バランス選手、ベリンダ・チェリー選手らハワイ上位入賞の常連が予選大会の上位を占めています。

 7月28日に開催されましたレークプラシッドでは、ライアン・ボルトン選手が優勝しました。昨年はスティーブ・ラーセン選手が優勝で、ボルトン選手は2位という結果でしたが、シドニーオリンピック・アメリカ代表として25位の成績でした。ボルトン選手は、01年からアイアンマンに転向して来ましたが、昨年初出場のハワイでは30位と失速してしまいましたが、まだ若いので今後上位に入ってくる事が予想されます。又、レークプラシッドでは谷選手が3位に入りました。

 黒磯在住のロングのスペシャリスト宮塚選手と藤原選手は、宮塚選手が韓国に出場するという事で、二人が韓国に出場すると二人が揃ってハワイの出場権を獲得する事は厳しいので話しあって韓国とカナダに別れた様です。

 藤原選手は昨年はアイアンマンの予選大会には出場しませんでしたが、今年は結婚10周年を記念して夫婦でカナダに行く事にしたそうで、結果は6位で賞金も少し取れ、お土産代になったのでは…。谷選手も出場しましたが10位でした。
 韓国で賞金100万円狙いで出場した宮塚選手は残念ながら5位でした。


 トップエリート選手の中では、ピーター・リード選手とナターシャ・バッドマン選手が予選に顔を出していないのが気になります。
 最後の予選の韓国とカナダで、何人の日本人エージグループの選手がハワイの出場権を獲得したのか、10月19日には何人がスタートするのか、エリート選手はどのような顔ぶれの選手が上位を占めるのか、レースまで残り1カ月半となりました。

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