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 第60回 「第15回全日本トライアスロン宮古島大会情報」 
 アスリートの皆さま、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

 昨年は、一昨年の9月に起きました同時多発テロ等の影響で混とんとした年明けでしたが、本年もイラクや北朝鮮などの問題で、今年一年世界が平穏無事に収まって行くのか心配な状況です。また、日本国内を見ますと、相変わらず景気の回復も思わしくなく、先の見通せない年となってしまうのでしょうか?

 
さて、トライアスロン界はアイアンマンの予選が、昨年の11月のフロリダ大会で02年度における予選レースは終了しました。11月30日にタイのプーケット島で開催されました大会は、男子ではハワイで優勝したティム・ディブーム選手が2位。ハワイでリタイアしたユーゲン・ザック選手が4位。女子ではハワイで15位だったベリンダ・グレンガー選手が3位。ハワイ14位だったディブーム選手の奥さんが4位、ハワイ後約1ヶ月半でクリスマスプレゼントを稼いでおりました。

 日本人選手も10数名のエントリーがありましたが、プーケット島がテロの恐れがあるとの事で、外務省より注意喚起レベルが出ていた為に出場を見合わせた人がいた事で、結局日本人の出場者は7名でした。

 
今年のアイアンマンレースシリーズのスタートは、昨年は1月に開催されましたマレーシア大会が、今年は2月23日に開催される事になり、シリーズの第1戦目で、一週間おいて3月1日に第2戦目のニュージーランド大会と続きます。昨年はマレーシア大会とニュージーランド大会と2戦連続で出場した選手もおりましたが、今年は中1週間で2大会に出場する選手はいないと思いますが、ツアー会社ではマレーシアが終わってそのままNZに移動する旅行も承ると宣伝している所もある様です。

 国内を見ますと、メジャー大会の初戦である宮古島大会の出場決定が毎年12月のクリスマス前後に通知書が送られてきます。4月20日に開催されます第19回大会に、今年は国内外から2,023人の応募がありました。例年3,000人以上を越す応募があるのですが、やはり景気の低迷により失業やリストラ等の影響で、トライアスロンどころではないと言う人もいるのではないでしょうか?

 
招待選手には、今年からアイアンマンは引退しましたが、宮古島大会5連覇を目指すハンガリーのピーター・クロプコ選手、日本人では昨年3位の谷新吾選手、4位の田村嘉則選手、女子では昨年優勝した志垣めぐみ選手、2位の岡いずみ選手らが招待されます。昨年2位だった宮塚英也選手は引退してしまい、まだまだ一線で戦える力を持っていますが、アスリートは惜しまれて引退するのが最高の引き際でしょう。

 最後に私事になりますが、年末に第30回ホノルルマラソンを走ってきました。今年で19回目になりましたが、一昨年はテロの影響で出場者が23,513人(日本人9,159人)でしたが、今年は30,428人(日本人17,266人)が出場し、日本人が全体の約57%を占めておりました。今回の大会では完走後にゴールエリア内で倒れ、搬送先の病院で亡くなる事故が起きました。

 
昨年は日本国内でもスポーツを行っている最中に倒れ、亡くなるという事故が多発しました。4月の宮古島トライアスロン大会でも、水泳中にベテラン選手が亡くなる事故がありましたし、9月にはマラソンのレース中に同日に3人が亡くなる事故もありました。また、高円宮様もスカッシュの練習中に倒れられ、意識が戻らないまま亡くなられました。亡くなられた方々の共通点は、普段からスポーツをされ、体を鍛えていらした事です。それでは何故亡くなられてしまったのかと言う疑問が湧きます。

 一昨年前はトライアスロン競技に出場する為にエントリーする出場書類提出の際に、負荷心電図の提出が義務づけられておりました。ところが競技に出場する度に検査を受ける事は、選手にとりまして非常に大きな出費となります。負荷心電図を作成してもらうにはトレッドミル等を使用し、運動負荷をかけて心電図をとらなくてはなりませんので、大学病院や大きな病院でないと出来ません。その上、保険がききませんので検査料が高く、選手から不評を買い、大会事務局に多くのクレームがつく様になり、いつの間にか提出義務が無くなってしまいました。負荷心電図を取る事により、本人も主催者にも事故防止の為の一つの方策になっていたと思います。競技中の事故防止には本人の健康管理が一番大切な事なので、毎日運動していて何ともないから健康だという観念を捨て、特に中年以上の方は、今まで以上に健康管理と定期検査などの徹底を計る事が肝要です。

 
今年一年、スポーツ中に痛ましい事故が起きない様に祈っております。

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