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 第66回 「フランス予選大会」
 アイアンマンの予選大会も、6、7月はヨーロッパ地域での開催が多くなっています。ヨーロッパでの大会は、他大陸地域に比べ気象条件、特に水温に影響される部分がかなりあります。一昨年のイギリスの大会では水温が15度以下という冷たさで、地元の選手でさえリタイアした選手が多かったようでした。特に日本人選手は欧米選手に比べ水温の低い地域でのレースは不得意です。やはりヨーロッパでのレースは、現地が夏に近い気候になる頃に集中して開催されるようです。

 フランス・オーストリア・ドイツ・スイス等、冬期のスポーツが盛んな国というイメージが強く、真夏でも日本に比べますと水温はかなり冷たいです。かつてベルリンに約2年間住んでおりましたが、まれに7、8月にプールで泳いだときでも、長時間水に浸かっている事は中々大変でした。

 この時期になりますとアイアンマンの予選大会も残り2ヶ月となり、毎年8月末のカナダ大会が最後の予選となっておりましたが、今年は8月31日の韓国のチェジュ島での大会が最終予選となります。例年韓国の大会は、日本から近いという事で日本人選手が半分以上占めており、ハワイの出場権も半数以上は日本人が獲得していますので、今年も昨年まで開催されていた韓国本土より地理的条件の良いチェジュ島での大会に、最後のハワイ出場権獲得を賭ける人が多いのでは…。

 また、韓国でのアイアンマンの開催は、アイアンマンJAPANが98年に中止となり、アジア地区でのアイアンマン予選大会が無くなってしまい、99年に韓国のチェジュ島で再びアイアンマン・アジアとして開催され、00、01年と2年続きました。02年、本土の北朝鮮の国境に近い西海岸のソクチョウに移り、3回目の大会も開催準備をしていましたが、現地、韓国のトライアスロン協会、スポンサー等の問題から再びチェジュで開催される事となりました。

 00、01年の大会では、日本からチェジュ島に行くのに直行便もありましたが、便数も少なくソウル経由かフザン経由で行く為に時間がかかりました。今年から週4便、約2時間で直行便が飛ぶようになりましたので、アイアンマン予選大会最後のチャレンジとして、かなりの日本人選手が出場する事でしょう。

 ヨーロッパでの大会も、6月22日のフランス大会から7月27日のスイス大会までの各大会に、日本人選手が10名前後エントリーしていますが、ヨーロッパもアメリカと同じようにレベルが高いので、ハワイの出場権を獲得することは非常に厳しいものがあります。

 6月22日に開催されましたフランス大会には、日本人選手男女6名が完走しました。昨年の第1回大会は3名が完走しましたが、バイクコースの高低差がアイアンマンの予選大会の中では一番のハードコースだった為、エリート選手でもバイクタイムは悪かったのです。今年からバイクコースを昨年より高低差を低くした為に、昨年に比べバイクタイムは良くなりました。

 今年優勝したティモ・ブラチェット選手は、昨年9時間18分で3位、バイクタイムは5時間08分かかりましたが、今年は4時間46分でクリアし、8時間33分のタイムで優勝しました。2位には昨年も2位だったステファン・リーゼン選手が、8時間40分でバイクタイムも6分短縮しております。

 さて、7月に入りますとオーストリア大会、ドイツ大会と続きますが日本人選手からは、ハワイの出場権を獲れるエージグループの選手が出るのでしょうか?

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