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 第85回 「第21回NZ大会」
 早いもので05年も1ヶ月が過ぎました。日本は今一年で一番寒さが厳しい時期で、雪などの影響もあったりして中々屋外で練習する事もままなりません。
 さて、3月5日にはアイアンマンの予選大会としては一番早く開催されるNZ大会が始まります。昨年は20周年の記念大会として開催されました。第1回の85年は日本でも初めてのアイアンマンがびわ湖で開催された年ですが、びわ湖の方は、残念ながら97年に13回の開催を以て中止となりました。

 
NZ大会は、85年の第1回から98年の14回大会まではオークランドで開催されていましたが、交通事情等の問題から99年よりオークランド市内から約300km内陸に入ったタウポという湖中心として開催される様になって、今年で7年目を迎えます。オークランド時代から日本人に人気のある大会ですが、厳冬期の日本から南半球に行く事になります。日本はまだシーズン前と言う事で中々計画的な練習が出来ていない状態でレースに挑む訳ですから、満足な成績を上げる事は中々難しいのが正直なところです。それでも毎回ハワイの出場権を獲得する人もおります。特に濱野隆弘選手らは連続してハワイの出場権を獲得しております。さすがに世界でもエージでトップクラスに入って来る選手は、きっちりと仕上げてきます。

 オークランド時代には日本人の出場者が100人を越えた時期もありましたが、タウポに移ってからは半分近くに減ってしまいました。特に大学生に人気があり、時期的に春休みなのと、卒業で4月から就職する為に卒業旅行を兼ねて出場し、レース後は観光旅行をすると言う学生選手が毎年多いようです。

 
昨年は20周年記念大会という事で、連続10年以上の出場者の表彰があり、私も連続11回でアジアでは初めてと表彰を受けましたが、年々歳をとってきてNZ大会に出場する為の練習が寒さや故障、体力の衰え等でままならない状況なのですが、ついつい連続がかかっていると思うとエントリーしてしまいます。

 毎年タウポではレジストレーションやスタート地点、ゴール地点に一番近い所にあるプリンス・モーターロッジに6年連続で宿泊しています。このモーテルはオフィシャルの関係者や招待選手らの宿泊場所となっているので、昨年はノーマン・スタドラー選手、ケン・グラン選手、夫人のジャン・ワクリン選手、NZ第1回大会優勝者のスコット・モリーナ選手、夫人で87年と90年にハワイで優勝しているエリン・ベーカー、94年にハワイで優勝したが、その後心臓疾患の為に惜しくも引退したグレッグ・ウエルチらとの同宿でした。海外でも、この様な有名選手と同宿になるチャンスはそうそうあるものではありません。

 昨年ハワイで念願の初優勝を果たしたノーマン・スタドラー選手は、昨年のNZ大会は初参加で、下馬評ではキャメロン・ブラウン選手の4連覇を阻むであろうと言われておりましたが、リタイアでした。また、ノーマン選手とは7月のアイアンマン・ドイツ大会の朝練で会い、調子はどうかと訊ねたら絶好調と言っていたのですが何故かスタートはしませんでした。その2週間後のスイス大会では2位に入りハワイに挑み、念願の初優勝は果たしました。そもそも力のある選手でしたが、足が故障がちでバイクまではそこそこ行くのですが、最後のランで失速してしまい優勝争いに絡む事が出来ませんでしたが、故障が癒え見事に優勝を勝ち取りました。

 さて、今年21回大会では、キャメロン選手が5連覇達成なるかが注目の的です。昨年のハワイでは、ここ数年ベスト3に入っていたので優勝争いに絡むかと思われましたが、得意とするランに3時間11分もかかってしまい、28位と言う不本意な成績だったので、05年地元の開幕戦でもあり、本人も5連覇したい気持ちは昨年の4連覇の時よりも強く持っている事でしょう。何はともあれ05年アイアンマン予選シリーズの幕は切って落とされました。

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