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 第92回 「アイアンマン情報」
 10月15日に開催される『第27回アイアンマン世界選手権大会』に出場する資格を獲得する為の予選大会も、8月21日に開催されたイギリスと、28日に開催されたカナダと韓国の大会で全てが終了しました。

 21日に開催されたイギリス大会は、昨年まではハーフで開催されていましたが、今年からフルの大会となりました。ハワイの出場権は30名分しかついていませんが、それでも1,200名以上の出場者があり、出場権の獲得率は非常に厳しいものがあります。日本人選手も5人出場しましたが、ハワイの出場権が取れた選手はおりませんでした。その中で、今回の出場でアイアンマン通算60戦目と言う強者がおりました。今年だけで7戦出場しているそうで、体の構造はどうなっているのかと非常に関心があります。ギネスの本場ですから一層の事、ギネスブックに申請でもしたらと他人事ながら思っています。世の中には凄い人がいるものですね!

 28日に開催されたカナダの大会では、20名以上の日本人選手が出場していました。中でも男子エリートではまだハワイの出場権を獲得していない小原選手が10位、柴田選手が11位と言う成績でしたが、ロールダウンで出場権を獲得できたかどうか?過去の例を見ますと、カナダではエリートとエージグループ共にかなり下がってきますのでどうでしょうか…?ただ、カナダで出場権を獲得した選手は、ハワイではあまり良い成績が上がっていない事も確かです。ハワイまでの期間が短く、疲労が取れず、調整が難しいのでしょう。

 同日に開催された韓国チェジュ島の大会は、862人の出場選手がありましたが、欧米に比べアジアでの大会は出場選手がまだまだ少ないです。日本人選手の出場者も00年の第1回大会では745人が出場しましたが、年々減少し、今年は遂に200人までになってしまいました。当時は出場選手の8割が日本人選手で占められ、ハワイの出場権も日本人がほとんど獲得していましたが、今年の出場選手は韓国の選手が7割近くを占めていました。

 98年にチェジュ島の小さな漁村で、アイアンマンの出場権が5人付いた大会が開催されましたが、全出場者が108人でした。当時韓国ではアイアンマンの完走能力がある選手は100名位しかおりませんでしたし、もちろんプロ選手はおりませんでした。あれから8年の歳月が経過し、現在ではプロ選手も育ち日本のプロ選手を負かす程の選手が出てきております。アジアでは先進国であった日本人選手も、うかうかしていられない所まで来ています。特にスポーツに関しては、韓国人気質として日本人には負けたくない、追いつき追い越せで来ていますので、近い将来は追い越されてしまうかもしれません。

 女子で優勝した今泉選手のハワイでの活躍が期待される所ですが、昨年ハワイでデットヒートを演じたベテランの堀選手の9年連続出場が途切れてしまった事は残念です。06年の出場に向けて9月11日に開催されますUSウィスコンシンの大会に出場し、早々にハワイの出場権の獲得を狙うとか…?

 さて、国内の大会でも快記録が生まれています。8月21日に開催されたアイアンマンよりも距離の長い(244K)大会である日本海オロオン・トライアスロン国際大会で、村上純子選手が9連覇を達成しました。ローカルな大会とは言え、9連覇する事は大変な偉業です。競輪の中野選手が、世界選手権で10連覇を達成しましたが、村上選手も是非来年10連覇を狙ってください。村上選手は昨年4年ぶりのハワイに出場で、40歳を過ぎてエージグループでの出場でした。結果は5位入賞と掲示されましたが、表彰式ではドラフティングで失格とされましたが、後日判定がくつがえり、5位入賞が認められました。

 数年前から大会のディレクターや運営方法が変わり、色々な面で運営が簡素化され、前ディレクターの運営方法に比べ大幅に変更された為に、連続で出場している選手側から見ますと、色々な面で戸惑いがある様です。

 さて、次回は世界大会の結果予想をします。毎年某雑誌より予想が当たる確率が高いと言われておりますので、今年も心して予想をします。

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