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 第96回 「2006アイアンマン情報」
 今年もよろしくお願い申し上げます。

 アイアンマン大会は、今年からロングとハーフに分かれて世界選手権大会が開催される事となりました。ロングは今まで通り10月にコナで、ハーフは11月にフロリダで開催されます。フルではちょっと長すぎると思っていた人にとっては、待ち望んでいた大会かもしれませんし、エリート選手の中には当然両方にチャレンジしてくる選手もいる事でしょう。今年からは、一ヶ月に平均して3戦ぐらいの大会が何処かで開催される訳で、レースが増える事はトライアスリートにとっては選択肢が増え良いことかもしれません。

 さて、ロングにしろハーフにしろ今年の第1戦がマレーシアになるのか、ニュージーランドになるのかが注目されています。昨年のマレーシア大会は、開催されるか否かが寸前まで決まらず、その為に開催されても選手が集まりませんでした。前日にエントリーしても出場が可能で、44名の出場で完走者が27名、完走した全員がハワイの出場権を獲得した上に、スロットがまだ余っていたという信じられないアイアンマンの予選大会でした。

 今年のWTCレースカレンダーの中にマレーシアは入っていませんが、またまた現地のレースディレクターは開催すると言っているし、WTCの方では契約が成立していないと言っています。日本人選手にとりましては中々出場の決断が下せないのが現実ですが、昨年みたいに完走したら全員がハワイに行けるという美味しい話は、世界広しと言えどマレーシアぐらいしかありませんので、エントリーしようかどうか迷っている人が多いのでは?もし開催されなければ、エントリーフィーも戻るかどうか分かりません。

 そもそも過去6回開催された大会を見ても、非常にアバウトな部分が多かったと思います。暑い国にはありがちな事ですが、出場選手が少ないにもかかわらずリタイアが多いと言う事も、出場決定にあたっては良く留意する必要があります。気象条件が非常に過酷で、40度に近い気温と90%前後の湿度の中でのレースですから、厳冬期の日本からこの過酷な気象条件に対応できうる体力と気力の持ち主でないと完走も難しくなります。

 ハワイの出場権獲得の確率が高い理由だけで飛びついては、リスクが大きいかもしれませんが、過去にはあの気象条件の中で、バイクでの給水の水が無いという事もありましたし、スタート時間も曖昧でした。ある選手はレース後、直ぐ帰国するので表彰式に出られない為、トロフィーを送って欲しいと申し出たら承諾したにも関わらす届かず、翌年の大会で訊ねたら、どこに行ったか分からないと言われたとか。暑さにもいい加減さにも我慢が出来る人でないと、後で悔いの残る大会となってしまうかも知れません。

 さて、国内を見ますと、06年の国内メジャー大会の第1戦となる第22回宮古島大会出場選手名簿が、12月21日に発表になりました。このところ年々応募者が減り、国内外から1,842人の応募でした。4月23日に初の中国でのアイアンマン大会の開催が予定されていましたので、応募がかなり減ることが予想されましたが、中国アイアンマンが中止となり事無きを得ました。しかし07年には中国が開催を予定していますので、どうなることでしょうか。また、完走者に人気のあった完走Tシャツが、今年からスポンサーが降りた為に、普通の完走Tシャツとなってしまうので、そのあたりもどう影響が出るのか…。外国招待選手も強豪選手が出場せず、しいて言えば長距離のトップ選手だった早田俊幸選手がトライアスロン初出場で、どのくらいの成績を出すかぐらいしか話題が無いようです。

 何はともあれ06年のトライアスロン界も幕が開きます。

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