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 第5回 「第9回サイパン・タガマントライアスロン大会レポート」

ALL ISLANDERS CHAMPIONSHIP/Saturday, May 16 1998

 1988年の5月に第1回大会が開催され、95年まで8回開催されたサイパン・タガマントライアスロン大会が、現地の都合で2年間中止されていましたが、今年再開されることになり、5月16日に第9回大会として盛大に開催されました。

 過去8回で2,031名が完走しており、今回はサイパン・グアム・ロタ・テニアン・日本・ハワイ・ニュージーランド・香港などから参加者がありました。

 タガマン大会の歴代の優勝者は、ルーベン・チャピンズ(ハワイ引退)が4回優勝、宮塚選手が2回優勝、マイケル・トゥリーズ選手が2回優勝、女子は勝又紀子選手(現、山倉選手)が4回優勝、ルイス・ボンハム選手(オーストラリア)、キム・イッシュウド選手(香港)、ディビー・ホンズビー選手(カナダ)、リナ・ブラッドショー選手(オーストラリア)らが優勝しています。

 その他、中山選手(シドニーオリンピック監督)、藤原祐司選手、鈴木隼人選手、山本淳一選手、松山文人選手、桜井要選手、大野博選手、高橋彩子選手(現在白戸太郎夫人)らが出場していました。

 今回の第9回大会には、ニュージーランドより97年NZアイアンマン大会で4位のステファン・ファレル選手、日本からは8回目の宮塚選手、藤原選手、女子はハワイから参加のブリジット・メーラー選手、日本の桜井ひろえ選手らが参加しました。

◇◇◇スイム(2km、500m2周回)◇◇◇
 スイムスタート時はまだ薄暗いが、ビーチから直線で500mの折り返しに船を置き、ライトを点灯しているので折り返しの目標が見にくいことはない。また、波が全く無いので顔を揚げれば折り返しが確認できる。水深も平均1mくらいしかなく、初心者にとっても不安が無いコースとなっている。

 スイムスタート後、すぐ抜け出したのが宮塚選手とステファン・ファレル選手二人。1週目ビーチに上がり二人同時に2週目に向かう。3番手に桜井選手、5番手藤原選手らが続く。2週目に入っても宮塚選手とステファン選手が並んで泳ぎ、ゴールも同着。9秒差の3位で女子の桜井選手、32秒遅れの5位に藤原選手の順でバイクに向かう。

◇◇◇バイク(60km、20km3周回)◇◇◇
 バイクスタート後、宮塚選手がトップに立ち周回毎にステファン選手との差を広げ、独走となる。スイム5位で上がった藤原選手がステファン選手を追い上げ、バイクゴールでは殆ど差が無くなっていた。ステファン選手の調子が良くないようなので、ランに入れば藤原選手に抜かれることが予想された。

 女子はスイムを1位で上がった桜井選手が、バイクに入りハワイのブリッジト選手にすぐ抜かれ、周回毎に差が開き、3位で追い上げてきた河田選手との差も3分でバイクゴールする。

◇◇◇ラン(15km、7.5km折り返し)◇◇◇
 ランに移りさらに宮塚選手の独走となる。残る興味は3位でバイクを終わった藤原選手がステファン選手を捕えることが出来るかが見どころとなったが、ランスタート後約1kmで藤原選手がステファン選手を抜き、差を広げにかかる。ステファン選手はバイクの時点より走りに精彩がなく調子が悪そうだった。ニュージーランドは現在冬なので、30℃を越す気温と湿度の高さに身体が対応できなかったようである。

 結局ゴールでは宮塚選手、藤原選手共々独走でフィニッシュする。
 女子もハワイのブリジット選手の独走でフィニッシュする。桜井選手がランを得意とする河田選手に抜かれ3位となった。

 過去8回の大会と比べ参加選手が少なかったが、多数のボランティアの協力により競技運営も良く、事故や怪我も無く、無事大会が終了した。表彰式は夜6時からオープンスクエアーで行なわれ、南国情緒たっぷりのステージと料理と飲み物もたっぷり出された。

 表彰は男女総合6位まで、年齢別3位までサイパン特有のタガストーンが渡された。

 総合優勝者には、なんの前触れもなく優勝賞金US$1,000が与えられ、優勝者はびっくりするやら喜ぶやらで大変な騒ぎであった。

 来年は第10回記念大会となり、日時も1999年5月15日(土)と決定された。来年は賞金レースになるか、アイアンマンの権利がつく大会になるのか、実行委員会の決定に期待したい。

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