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 第22回 「99アイアンマンハワイ大会結果」

 第21回アイアンマンハワイ大会が10月23日(土)ハワイ島コナで開催されました。今回のコナは、一日1回シャワーが降る様な天候で、20日の水曜には一日中雨が降り、週末の空模様が心配されましたが、土曜日は早朝より快晴でいつものアイアンマン大会に相応しい天気となりました。

 今年のエントリー数は1,539人で、スタートした選手は1,471人でした。特徴は、来年のシドニーオリンピックを狙っているトップクラスの選手が出場してきた事です。94年優勝のグレッグ・ウェルチ、96年優勝のルック・バン・リルデ、97・98年3位のローター・リーダーらの選手です。又、昨年優勝したピーター・リードがロリー・ボーデンとアイアンマン初の夫婦優勝を果たすのかも注目の的でした。

 レース結果は、男女共トップテンはやはりアイアンマン予選シリーズに優勝した選手達が占めましたが、リードとボーデンの夫婦優勝はなりませんでした。男子優勝のルック・バン・リルデ選手は96年優勝、97年は怪我で不参加、昨年は2位とコンスタントな力を持った選手です。女子優勝のロリー・ボーデン選手は96年8位、97年2位、98年2位と着実に優勝を物にしたと言えましょう。男女共トップテンに入って来る選手はアイアンマンの常連で実力と実績のある選手ばかりでした。

 優勝したリルデ選手は、来年のシドニーオリンピックでもベルギーの代表として活躍が期待されます。又、女子2位に入ったカレン・スマイヤー選手は95年優勝、96年3位、97、98年と産休子育てで出場せず、今年復帰し2位に入ったのはさすがと言わざるを得ません。

 さて、今年の日本人選手を見ますと総出場者は112人(男97人、女15人)で完走者は108人。リタイアが男子2人、女子2人という結果でした。

 男子では谷新吾選手が18位(8時間46分)松田薫選手が56位(9時間15分)期待された田村嘉規選手は大きく期待を裏切り388位(10時間13分)という結果に終わってしまいました。18位に入った谷選手と10位入賞者とのタイム差は7分で、今後のトレーニング次第では来年トップテンを狙える可能性も出て来ました。ぜひ来年も日本の代表として頑張りを期待します。

 日本人女子では、堀洋子選手(アマチュア登録)総合452位でエージグループ2位と健闘し、日本人2位で入った村上純子選手(プロ登録)総合485位、日本人3位に入った山倉紀子選手(アマ登録)総合616位でエージグループ5位に入りました。

 山倉選手の登録に関しては非常に問題を残したと言えます。同年令の村上選手がスポンサーも無くフルタイムで働きながらもプロ登録、山倉選手は日本では大なり小なり企業からサポートを受け、日本のアスリートから見ればプロとして活動している事は明らかです。ハワイでエージグループで登録し入賞した事については日本のエージグループ選手から不満の声が聞こえました。日本ではプロ、外国ではアマと使い分ける事は許されるべきではないと言うものです。もし同じエージグループの村上選手がアマ登録すれば、2位に入賞していた訳です。

 かつて男子トップ選手勢でも、海外でエージ登録し、1・2・3位を独占しハワイの権利を手に入れた事がありましたが、同様に大変批判の声が出ていました。日本でプロとして活動しているのだから、もう少し節度のある気持でやってもらわなければ、日本のトライアスロン界は発展しないと思います。

 出場者数は近年無い程少なく、原因は昨年の様に日本人枠の抽選が無く、国際抽選枠で当たった人と海外に出て権利を獲った人しか出場できなかったからです。

 来年も日本人枠の抽選は無く、その代わりアジア地区で5月のマレーシア大会、7月の韓国大会が決定しましたので、そこでハワイの権利を獲る方法しかありません。いずれにしましても2000年のハワイ大会に出場する為の予選は11月のフロリダから始まります。

 アスリートの皆さん、来年の大会の権利獲得を目指し、トレーニングに励みましょう。

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