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 第23回 「2000年アイアンマンの展望」

 第21回アイアンマン世界大会は、男子がルック・バン・リルデと女子がロリー・ボーデンの優勝で幕を閉じました。

 ハワイ大会が終わった2週間後には、第1回アイアンマン・フロリダ大会が開催され、ハワイでバイクのドラフティングにより失格となったローター・リーダーが優勝し、ハワイでの汚名挽回しました。ハワイ後の中2週間で優勝するとはさすがにトッププロです。

 フロリダ大会では、2000年10月7日に開催されます第22回アイアンマン世界選手権大会の出場権利を早々に獲得された日本人(日本人出場者数男女合計47人)もおります。

 フロリダ大会と同日に開催されたタイ・プーケット大会(アイアンマン権利15人)には、男子ではアイアンマン2位のピーター・リード、女子優勝のロリー・ボーデン、8位のフェーザーファー、インデー・イングラハムらが出場していました。日本からは男女18人が出場し、井出晋一選手がプロ登録で出場6位に入り、US$1250の賞金を得ました。男子女子共優勝した選手は51.5kmのオリンピックディスタンスで活躍している選手で、特に女子優勝は現在ITUランキング3位のジャッキー・ギャラガーで、彼女は9月12日にカナダで開催されましたITUの世界選手権大会で同郷のロレッタ・ハロップについで2位に入っています。さすがにアイアンマンチャンピオンもショートのレースではスペシャリストにはかなわなかった様です。

 エージグループでは、日本人が3位までに7人も入りましたが、アイアンマンの権利を取れた人はいなかった様です。来年の5月21日にアイアンマン・マレーシアが開催される事になった為に、昨年迄25人あった枠が10人分マレーシアに移った為に少なくなりました。

 さて、99年のシーズンが終了しましても、来年のアイアンマンハワイ大会出場の為のレースは始まっております。2000年の予選シリーズの予定を見ますと、挑戦しようと思えばシーズンオフ等無いに等しい程一年中どこかの国でアイアンマンの予選大会をやっています。しいて言えば12、1月がオフの様ですが、来年はトライアスロン界にとって初のオリンピックイヤーとなる訳で、シドニーを目指す日本の男女選手にとっても夏前には出場選手が決定します。特に女子は、3名枠のフルエントリーが可能な様で、選手選考争いも見ものです。

 アイアンマンシリーズを見ますと、2月に新しく南アフリカ大会(ケープタウン)が開催される事になりましたので、8月のカナダ大会の最終まで13大会が開催される事になります。

 アジア地区では、日本での開催が来年もありませんので、アジア地区としては新しく5月にマレーシア大会と7月に韓国(チェズ)大会が新しく始まります。この2大会でアジア地区の出場権利が100数十枠ありますので、来年はこの2大会に出場する選手がかなり多くなる事が予想されます。

 韓国大会のアプリケーション受付は12月3日から始まりますが、どの位の選手の数が集まるのでしょうか。いずれにしてもどこかで出場権を確保しなくては2000年10月7日コナのスタートラインには付けないのですから、ハワイに出場したいのであればどこかのレースにチャレンジしなければならない訳です。これから約3ケ月間のトレーニングが重要となりますので、来年のハワイへ出場するために明日からトレーニングに励みましょう。

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