100回分のIndexはこちら→

 第39回 「ウエイトトレーニング−ピリオダイゼーション」
 1960年代、ルーマニアのスポーツ選手のストレングスコーチで、運動生理学の権威だったボンパ博士が考案したのが、ピリオダイゼーションという理論です。

 これは、ある種目のトレーニングを続けると筋肉は発達するが、ある期間を過ぎると、発達や動作が鈍くなる事に着目し、筋に与える刺激を周期的に変化させるサイクルトレーニング法を提唱したものです。それでも実際にトレーニングを進めていくと、発達の限界はすぐにやってきました。そこで、選手を大会時に最高のコンディションに到達させる適切なトレーニングの専門性、強度、量の段階的なサイクルを考えピリオダイゼーションと定義しました。

 1年間の中で、オフシーズン、シーズン前、オンシーズンの3つのサイクルに分け、『筋肥大/持久力向上』、『筋力強化』、『パワー強化』のトレーニングをそれぞれのサイクルの中に取り入れる事で、筋肉には新しい刺激が与えられます。実際のトレーニングメニューはスポーツ種目や個人差があってかなり複雑です。原則的には、同じ種目・強度・頻度のトレーニングでは2〜3ケ月で身体が慣れ、発達した筋肉の後退が始まるという事を考慮してメニューが作られます。

 この2〜3ケ月間同じトレーニングを続けると筋肉が発達しにくくなると言う事は、スポーツ選手に限らず一般フィットネスでも同様の事が言えます。スポーツ選手でなくても、トレーニングをする人は2〜3ケ月毎にトレーニングメニューを見直しましょう。 

前号  次号