100回分のIndexはこちら→

 第62回 「関節のケア−肩」
 関節のケアについて、今回は肩です。肩の関節はスポーツでは、特に野球やテニス選手のケガや故障をよく耳にします。一般の方でも40肩や50肩で悩んでいる方も多いと思います。

 
肩関節の周りには腕を動かす為の三角筋、大胸筋、広背筋、大円筋、上腕三頭筋、上腕二頭筋といった強い筋肉があります。一方、ローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成している腕を回転させる為の筋肉があります。これは棘上筋、小円筋、肩甲下筋、棘下筋で、最近ではインナーマッスルと呼ぶ人もいます。この4つの筋肉の末端の腱が構成する板状の腱板が肩関節に付着して、関節を補強しています。

 
腕を肩の高さに水平に上げた状態で、身体の横から前へ向けて動かす内旋運動(内側に回旋させる動き)に使うのが肩甲下筋、身体の横から後ろへ動かす外旋運動(外側に回旋させる動き)に使うのが小円筋と棘下筋で、関節を安定させる為に使うのが棘上筋です。

 
肩を動かす強い筋群に対して、肩関節を安定させ、肩を補強するローテーターカフは、スポーツ中異常なストレスが肩関節にかかったり、トレーニングではフォームが間違ったり、オーバートレーニングをすると痛める事があります。

 
ローテーターカフを強化する運動については、次回ご説明します。

前号  次号