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 第73回 「筋肉の痛み−M.P.S.」
 前回に続き、筋肉の痛みです。M.P.S.は、ミオファッシャル・ペイン・シンドロームと言って、スポーツや運動のやり過ぎによって起こる痛みです。

 
M.P.S.は1843年から研究され、怪我をしているスポーツ選手の1/3に見られるとされています。安静状態では凝っているだけの筋肉が、動かそうとすると力が入らず、痛みがひどくて動かせないような状態で、さわると極端に痛み、瘤のようなしこりが出来ている事もあります。

 発生する場所は、肩甲骨、腰、臀部、ふくらはぎ、僧帽(肩)、前腕筋上部、膝の真上(四頭筋の内側)など、15ヶ所のポイントが示されています。ここがトリガー(弾きがね)ポイントとされ、この影響で周辺の部位に痛みを発生させている事もあります。筋肉が固くなって痛み、触ると更に痛み、筋肉を伸ばせない状態で、伸ばすと更に痛みが発生します。

 原因はオーバーワークとされています。ケアは痛みの部位に2段階の圧力を1分間ずつかける方法があり、それ以外のマッサージは逆効果とされています。このような痛みが思い当たる時は、スポーツマッサージやトレーナー(M.P.S.の知識があり、痛みのポイント、ケアの方法を理解している人)に相談することをお勧めします。予防には運動前後のストレッチが効果的です。

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