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 第14回 「栄養の基礎3」

 栄養学は一つの専門分野です。ここでは基本として理解しておいて欲しい栄養素やバランスについて、最少限の事だけを説明しました。この先も皆さんは様々な情報に触れると思いますが、基本を覚えて誤った情報に惑わされない様に食品を正しく見極めて、健康作り、身体作りを行ってください。

 今回は、ダイエットについてお話しします。今では減量を指す言葉になりましたが、元々この「ダイエット」という言葉は、正しい食事療法という意味でした。減量も正しい方法で行えば全く問題ありません。減量するときは、

 ◆食事を制限するときは、栄養素が不足しないこと
 ◆運動を併用して、筋肉や骨を衰えさせずに過剰な脂肪を減らすこと
 ◆減量は1ケ月に1〜2kg以内にとどめること

 この3点を守ることと、減量中は抵抗力が落ちるので、睡眠不足や無理をしないことが大切です。

 様々なダイエット法が溢れていますが、基本を確認すれば、それが正しい方法かどうかの判断が出来ます。例えば、ある食品だけを取る方法では栄養バランスが崩れてしまいます。サウナやラップを巻いて汗を出しても、一時的に水分が減るだけで脂肪は燃焼されません。1ケ月に5〜10kgの減量は肝臓に負担をかけてしまいます。

 ダイエットに近道はありません。がむしゃらに運動してもなかなか痩せません。次の点を確認しながら行いましょう。

 ■栄養不足やバランスが崩れない範囲で食事を調整する
 ■アルコール、油分、甘いものは避ける
 ■有酸素運動を40分以上続けて脂肪を燃焼させる
 ■筋肉・骨・関節を守るためにウエイトトレーニングを行う
 ■形態測定を行う

 最後に栄養補助食品についてです。栄養不足にならない減量としてビタミン剤と水だけで食事にしている人がいるようですが、これも間違いです。これらは栄養を補助するものであって、食事と一緒に摂取することで不足している部分を補うように吸収されます。食事を取らずに摂取しても身体は吸収しませんし、食べないことで身体の代謝が落ちてしまい、ますます痩せにくい身体を作ってしまいます。食べないことで一時的に体重を落としても、すぐにリバウンドします。

 エネルギーを消費しやすい身体=代謝を落とさないことと、脂肪だけを落としてリバウンドしないことが減量を成功させるポイントです。

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