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 第17回 「腰痛3」

 今回は腰痛を起こさないように、日常生活の中で気を付ける姿勢や行動についてご説明します。

 まず、座るときは、背骨の自然な湾曲が保てるような椅子を選びます。必要なら腰部を支えるパッドを用います。高さは、かかとが床に届き、腰と膝の高さが同じになるような椅子を選びます。車に乗るときもシートの調整に注意します。長時間座り続けないで、ときどき休憩をとって身体を動かしたりストレッチを行います。足を組む人は左右をときどき入れ替え、身体をねじらないように注意します。

 立つときには、腰を反らないようにお腹を引き締め、膝をあまり突っ張らないようにします。身体をねじったりせず、常に左右の肩・腰を同じ高さに保ちます。女性のハイヒールは禁物です。

 寝るときは、横向きでは、足の付け根と膝を軽く曲げ、薄いクッションを脇腹の下と両膝の間に置くとよいでしょう。仰向けに寝るときは、膝を軽く立てるか、枕を膝の下に入れます。うつ伏せに寝る事は避けてください。

 日常の活動のときは、前かがみや中腰になる事はせず、更にその姿勢でねじったり横に傾けたりする事は禁物です。荷物を持ち上げる等、かがむ必要があるときは、まず一度しゃがみ込んで、腰を安定させてから腹筋と足と膝の力で立ち上がります。重かったり変形している荷物は避けましょう。手荷物も出来るだけ左右に分配するか、左右交互に持つように心掛けます。

 いずれのときも基本は腰に反らす、曲げる、ねじるという負担をかけない事です。姿勢は常に前後、左右のバランスを保ちます。しかし、一般の人でも本当に予防を考えるとき、腹筋・背筋・脚の筋肉の強化は欠かせません。

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